監督は不要?「フォーメーションと先発」をファン投票で決めるクラブ現る

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「1トップと2トップはどちらが適しているのか」「1トップだとして、誰をスタメンに選ぶのか」

こういった疑問は、サッカーファンなら1度は考えたことがあるだろう。

とはいうもののフォーメーションやスタメンの決定権を持っているのは監督だけ。多くのファンは自分なりの意見を持っていても、実際に采配を振ることはできない。

だがそんな現状に一石を投じるチームが現れた。

キプロスのサッカーチームであるアポロン・リマソールは、10月10日に行われたアリス・リマソールとの親善試合で、「フォーメーション」と「スタメン」の一部をファン投票に任せたのである。

アポロン・リマソールの発行している「ファントークン」を使い、自分たちの考える最良のフォーメーションとスタメンをファンに尋ねたわけだ。

今回投票の対象となったのは、「フォーメーション」「ストライカー」「ミッドフィルダー」の3つ。

まずフォーメーションを決定し、その後にストライカーとミッドフィルダーの投票が行われた。フォーメーションは3-5-2と4-2-3-1の2択、投票の結果、4-2-3-1が64.97%の票を集めて勝利した。

続くストライカーはシャルリソン・ベンスホプとセルジュ・ガクペの2択、ミッドフィルダーは5人の選手で構成された4通りの組み合わせから1つを選ぶ形となった。ストライカーは52.94%と47.06%という僅差でベンスホプが選ばれた。

ミッドフィルダーは全て20%以上の得票率を獲得したものの、フロレンティン・マテイ、ニコラ・ディギニ、ダニエル・ラーションという組み合わせが34.23%で1位となった。なおこの投票の選択肢に怪我人は含まれていないようだ。

試合は相手選手のオウンゴールを含め、アポロン・リマソールが6-0と大勝。投票で選ばれたベンスホプ、マテイ、ディギニもそれぞれ1点ずつ決める結果となった。

普段の試合でも応援している選手が活躍してくれる様子は、言葉に言い表せないほどの喜びだ。自分が投票した選手の活躍であれば尚更だろう。

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今回は親善試合であったが、投票によるフォーメーションやスタメン決定の機会が増えれば、出番の少なくなっている選手や怪我明けの選手にも投票で出番を与えられる日が来るかもしれない。