十八親和銀行、初陣21位 全日本実業団女子駅伝予選会

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第1中継所、十八親和銀行の1区野上(左)が3位で2区藤村にたすきを渡す=宗像市

 全日本実業団対抗女子駅伝(11月22日・宮城)の第6回予選会は18日、福岡県宗像市の宗像ユリックス発着コース(6区間42.195キロ)で行われ、長崎県勢は新行名で臨んだ十八親和銀行が2時間25分48秒で21位、メモリードも2時間32分55秒で27位に終わり、ともに本大会出場権を獲得できなかった。積水化学が2時間17分3秒でV2、ヤマダが1分3秒差で2位に続いた。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、沿道応援自粛を呼び掛けて開催。例年よりも観客数が大きく減った中、14枠の本大会出場権を懸けて28チームが競った。
 十八親和銀行は1区野上が区間3位で好発進したが、2区で14位に後退。3区本田が粘走して17位でつないだ後は、徐々に順位を落とした。メモリードは26位スタートから、2区吉冨で25位に浮上したが、4区以降は27位に沈んだ。
 積水化学は区間新をマークした1区佐藤から首位を快走。3区新谷が区間記録を1分以上更新して後続を引き離し、最後は諫早高出身のアンカー森が逃げ切った。

◎野上の3位発進実らず
 ブルー系からピンク系に一新されたユニホームの初陣。十八親和銀行は1区野上が3位発進で見せ場をつくったが、21位のゴールで全国デビューは持ち越しとなった。吉井監督は「24位だった昨年よりは駅伝にはなったが、力も経験も足りない」と肩を落とした。
 入行14年目の野上に続くメンバーは、実業団1~3年目。1区を任されたエースは「自分が何とか後輩たちに流れをつくる」と誓い、強い向かい風の中、前に出過ぎずに先頭集団をキープした。
 沿道応援自粛のため、毎年、背中を押してくれる行員らの大応援団はいない。「でも、きつい時に皆さんの顔を思い浮かべながら力をもらっていた」。強い責任感を持って3位でつないだ。
 だが、2区で本大会出場14枠ギリギリの14位に後退。2年連続で3区を務めた主将の本田は「思い切って前に挑戦しよう」と果敢に攻め、昨年を約40秒上回る区間タイムを出したものの、17位に下がった。その後は全日本切符が遠ざかっていった。
 ゴール後、メンバーは昨年以上に悔しさをにじませた。体づくりから見直したこの1年。若手はそれぞれ自己ベストが上がり、もっといい結果を期待できたからこその感情だった。
 駅伝の喜びも悔しさも熟知する野上が後輩たちに期待を込めた。「駅伝は1人じゃできない。悔しさをバネにして、実業団選手としての意識を高めてほしい」。それができれば「十八親和銀行」のユニホームは全日本にぐっと近づける。