仕事などで平日は病院を訪れにくい女性を手助けしようと、日曜日に乳がん検診を行う取り組み「マンモグラフィーサンデー」が18日、全国で実施された。日本乳がんピンクリボン運動の呼び掛けで、神奈川県内では17施設が参加。厚木市船子の東名厚木メディカルサテライト健診センターにも、多くの女性が訪れた。
同センターでは、エックス線検査の「マンモグラフィー」と、超音波を使う「乳腺エコー」検査を実施。両検査には、延べ127人分の予約が入ったという。
応対には全て女性の看護師や技師を配置するなど、安心して検査を受けてもらえる態勢を整えたほか、新型コロナウイルスの感染予防策として、受診者で混雑しないようにも配慮した。
同センターによると、乳がんは女性が罹患（りかん）するがんとしては最も人数が多く、増加傾向が続いている。看護師の渡邊香さんは「自己触診をするほか、30歳ごろからは年に1回乳がん検診を受けてほしい」と呼び掛けている。
同センターでは同日の予約が定員を上回ったため、11月8日にも実施する。問い合わせは同センター電話046（229）1937。
