土サミットが初開催/建設発生土リサイクルや汚染土壌処理の団体・企業が参加

©日刊建設工業新聞社

建設発生土のリサイクルや汚染土壌の浄化などに取り組む団体や企業の情報交換の場となる「土サミット」(事務局・宮城県建設発生土リサイクル協同組合)が16日、東京都千代田区のホテルニューオータニ東京で初めて開かれた=写真。全国から建設発生土のリサイクルなどをなりわいにしている200人以上が参加。有識者らが講演したほか、実務者によるパネルディスカッションも催された。

冒頭、宮城県建設発生土リサイクル協同組合の赤坂泰子理事長は土サミットについて「業界団体の枠を超え抱えている課題を話し合う『土の対話』を目的としている」と説明。「世の中がリサイクルへと関心が高まり、法体制も変わる中、私たちの作る土はどうして使ってもらえないのか。経費を掛け良い製品を作っても価格が安くなければ使ってもらえず、搬出量よりも搬入量が多くなり、結果、リサイクルを目的とした土の受け入れを断ることになる。リサイクルは使ってもらわなければ循環にならない」と訴え、活発な協議を呼び掛けた。

国土交通省総合政策局公共事業企画調整課の若尾将徳インフラ情報・環境企画室長が「建設リサイクル推進計画2020~『質』を重視するリサイクルへ~」、京都大学大学院の勝見武地球環境学堂教授が「建設資材としての土に求められるもの」をテーマにそれぞれ講演。パネルディスカッションは、建設発生土リサイクルや汚染土壌処理、汚土リサイクルなど業界団体の垣根を越えた実務者が登壇。「土の未来をさぐる」をテーマに、土利用の在り方や今後の課題などについて意見を交わした。

初開催の土サミット