スーパーフォーミュラ:ヨコハマがもてぎでレコード樹立の平川亮に記念のタイヤを贈呈

 10月18日、全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦が行われたスポーツランドSUGOで、公式予選を前に平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)に、第1戦ツインリンクもてぎでのコースレコードタイムを記録した栄誉を称える記念のタイヤが贈呈された。

 8月29日〜30日に行われた、2020年のスーパーフォーミュラ開幕戦もてぎ。オフのテストから好調だった平川は、このもてぎの予選Q3で1分31秒083をマーク。ポールポジションを決めるとともに、もてぎのコースレコードタイムを打ち立てた。

 その功績を称え、スーパーフォーミュラのワンメイクタイヤを供給するヨコハマが贈呈したのが、ツインリンクもてぎのコース図とレコードタイムの1分31秒083、8月30日の日付け、平川の名が職人の手彫りで記された特別なタイヤだ。

「スーパーフォーミュラは何年か戦っていますが、コースレコードを獲ったのはこのときが初めてで、ツインリンクもてぎで獲得できて嬉しかったです」と平川。

「栄誉を称えて、我々も真剣に作らせていただきました」と横浜ゴムの清水倫生タイヤ製品開発副本部長兼MST開発部長が語るタイヤは、SF19に装着されるタイヤと同じサイズのもので、もちろん刻印が刻まれたのは世界で唯一だ。

「今年も何度かコースレコードが出るでしょうし、そのときにまたこうして贈呈式に呼んでもらえるように頑張りたい」と平川は直筆のサインを入れて記念タイヤを“完成”させて笑顔をみせた。

「私たちのタイヤを履いたクルマで新しい記録が生まれるということで、参加させていただいている立場としては非常に嬉しく思っています」と清水タイヤ製品開発副本部長兼MST開発部長。本来、このタイヤはファンに向けても展示が予定されていたものだというが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でまだこれは実現していない。記念のタイヤが観られるようになる日が待ち遠しいところだ。

コースレコードタイム樹立の平川亮に贈呈されたタイヤ
記念のタイヤにサインを入れる平川亮
スーパーフォーミュラ第1戦もてぎ 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)

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