アンダーソン&メイ シリーズ第7戦で新人が投げ合うのは史上初

レイズと対戦するワールドシリーズへの進出をかけたリーグ優勝決定シリーズ第7戦にブレーブスはイアン・アンダーソン、ドジャースはダスティン・メイが先発する。「エリアス・スポーツ・ビューロー」社によると、「勝てばシリーズ突破、負ければ敗退」というポストシーズンのシリーズ最終戦で両軍の先発を新人投手が務めるのは史上初めてのことだという。

リーグ優勝決定シリーズが最大5試合制から最大7試合制へ変更された1985年以降、リーグ優勝決定シリーズ第7戦に先発した新人投手はわずか2人しかおらず、アンダーソンとメイは史上3人目・4人目となる。1人目は2007年レッドソックスの松坂大輔、2人目は2018年ドジャースのウォーカー・ビューラーだ。

一方、ワールドシリーズでは過去に8人の新人投手が第7戦(もしくは第8戦)の先発を任されている。1909年パイレーツのベーブ・アダムスから始まり、1912年レッドソックスのヒュー・ベディエント、1947年ヤンキースのスペック・シェイ、1952年ドジャースのジョー・ブラック、1964年ヤンキースのメル・ストットルマイヤー、1987年カージナルスのジョー・マグレーン、1997年インディアンスのジャレット・ライト、2002年エンゼルスのジョン・ラッキーという顔ぶれだ。

リーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズを合計しても過去に10人しか例がなく、1940年代以降を見ると平均して10年に1度のペース。シリーズの大一番に新人投手が先発するのはかなり珍しいと言えるが、今回は両軍とも新人投手が先発という異例のケースとなった。

なお、ドジャースのメイはオープナーとしての起用が予想されているが、そのあとに長いイニングを投げると見られているトニー・ゴンソリンも新人だ。新人同士の投げ合いを制し、レイズとのワールドシリーズに進出するのはいったいどちらのチームだろうか。

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