全日本実業団女子駅伝予選会 メモリード・喜多監督「もっと練習積む」

第1中継所、メモリードの1区中尾(右)から2区吉冨にたすきリレー=宗像市

 全日本実業団対抗女子駅伝(11月22日・宮城)の第6回予選会は18日、福岡県宗像市の宗像ユリックス発着コース(6区間42.195キロ)で行われ、メモリードは2時間32分55秒で27位に終わり、本大会出場権を獲得できなかった。

 5度目の挑戦で「過去最高順位」を掲げたメモリード。結果は27位で、過去最高の24位超えはならなかった。就任3年目の喜多監督は「それぞれが今の力は出した。現状を受け止めて、上を目指して練習をしないと」と評した。
 これまでエース区間の3区を担ってきたベテランの吉冨が、今年は故障明けで2区に回った。チームは「いつまでも吉冨さんに頼ってはいけない」とプラスに捉え、長距離区間の3、5区に21歳の田島と24歳の大樽を起用。区間順位こそ25、28位だったが、総合タイムはチームベストの2時間32分55秒でまとめた。
 アンカー大久保が「みんなの駅伝に対する意識は確実に上がっている」と言うように、チームは一歩一歩前進している。1区を務めた成長株の中尾は「来年は20位以内を目指して、みんなで上がっていきたい」と巻き返しを誓った。

© 株式会社長崎新聞社