WS進出へ一進一退の攻防 5回終わってブレーブスが1点リード

ワールドシリーズ進出をかけたブレーブスとドジャースによるリーグ優勝決定シリーズ第7戦は、両軍とも試合の流れを完全に引き寄せることができず、一進一退の攻防が続いている。4回表にオースティン・ライリーのタイムリーで1点を勝ち越したブレーブスは、4回裏を2番手のタイラー・マツェック、5回裏を3番手のシェーン・グリーンが無失点に抑え、3対2と1点をリードして前半の5イニングを終えた。

ブレーブスがイアン・アンダーソン、ドジャースがダスティン・メイという新人右腕同士の投げ合いでスタートした運命の一戦は、メイが8球連続ボールという大乱調の立ち上がりで無死一・二塁のピンチを招き、マーセル・オズーナのタイムリーでブレーブスが先制。しかし、続くトラビス・ダーノウがショートへの併殺打、オジー・アルビーズが空振り三振に倒れ、苦しむメイを助ける形になってしまった。

ドジャースは2回表から2番手のトニー・ゴンソリンを投入したが、ブレーブスはこの回先頭のダンズビー・スワンソンが左中間スタンドへの1号ソロを放ち、2点をリード。ドジャースは直後の2回裏に二死二・三塁のチャンスを迎えたが、アンダーソンが踏ん張り、クリス・テイラーを空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

ところが、ポストシーズン17回2/3連続無失点を続けてきたアンダーソンが3回裏二死から二・三塁のピンチを招き、ウィル・スミスのタイムリーで2対2の同点。ドジャースはさらに二死一・二塁のチャンスを作ったが、AJ・ポロックがセンターライナーに倒れ、勝ち越すことはできなかった。

4回表のブレーブスは連続四球で無死一・二塁のチャンスとなり、ライリーがセンター前タイムリーを放って勝ち越しに成功。しかし、次打者ニック・マーケイキスのサードゴロの際にライリーの走塁ミスがあり、併殺でチャンスを潰し、掴みかけた試合の流れを自ら手放してしまった。

4回裏のドジャースはブレーブス2番手のマツェックから二死満塁のチャンスを作ったが、マックス・マンシーが空振り三振に倒れて無得点。一方、5回表のブレーブスは一死からフレディー・フリーマンがライトへ本塁打性の大飛球を放ったものの、右翼ムーキー・ベッツがジャンピングキャッチでスタンドインを阻止し、ブレーブスに追加点を許さなかった。

好プレーや投手の力投、攻撃側のミスによってモメンタムが激しく移り変わる一戦は、ブレーブスが1点をリードして前半の5イニングを終了。後半に突入している。

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