【ソッカー(男子)】早い時間帯の失点が重くのしかかり悔しい敗戦 第13節 Vs法大

(※先日行われました第4節延期分の順天堂大戦は活動申請の関係で取材を見送らせていただきました。お詫び申し上げます。)

2020/10/17(土)11:00ko @会場非公表

【スコア】

慶應義塾大学 0-2 法政大学

【得点者】

0ー1 12分 関口正大(法政大学)

0ー1 41分 モヨ マルコム強志(法政大学)

◇慶大出場選手

GK田原智司(環4・静岡学園)

DF酒井綜一郎(政3・慶應義塾)

DF日川優太(商3・高崎)

DF谷本竜一(総3・FCトリプレッタユース)

MF内桶峻(政4・國學院久我山)

MF松岡瑠夢(総4・FC東京ユース)→63分 川野太壱(政2・横浜FCユース)

MF石原大暉(文4・杉並学院)→HT 小山内慎一郎(総3・青森山田)

MF田嶋凛太郎(総3・暁星)→75分 中畝楓流(法4・桐蔭学園)

MF橋本健人(総3・横浜FCユース)

FW宮本稜大(商2・國學院久我山)→72分 山田敦久(政4・桐蔭学園)

FW齊藤滉(商2・FC町田ゼルビアユース)→63分 古川紘平(政2・学習院)

延期分の試合が平日に行われた関係で連戦となり、先発メンバーを一部入れ替えて臨んだ本日の一戦。前線には宮本稜大(商2・國學院久我山)と前の試合で初ゴールを決めた齊藤滉(商2・FC町田ゼルビアユース)と2年の2人を起用した。

齊藤の今後の活躍に期待がかかる

先週の中大戦と同じように雨の中で開始の笛がなると共にロングボールを蹴り込む展開に。慶大は6分にカウンターから裏に抜ける宮本にロングボールを供給するものの相手の対応でシュートまで持ち込めない。11分には橋本健人(総3・横浜FCユース)が蹴る左サイドからのクロスを齊藤が頭で押し込むが相手守備陣のクリア、さらに内桶峻(政4・國學院久我山)がミドルシュートを放つもののセーブされ先制ならず。そして13分に試合が動く。左サイドを攻め込まれるとスローインからPA内への侵入を許し、手痛い失点を許してしまう。淺海監督も早い時間帯の失点で「難しくなってしまった」と言うように、法大に主導権を握られてしまう。慶大も橋本、宮本、齊藤を中心に左サイドからの打開を目指すも、法大の守備をこじ開けられない。すると41分にはCKで混戦なったところを押し込まれ追加点を許し、2点ビハインドで前半を折り返した。

前半に好機を呼び込んだ橋本のクロス

後半に入り、小山内慎一郎(総3・青森山田)を投入した慶大は55分にその小山内を起点に細かいパスワークで突破を図るもののシュートに持ち込めない。なんとかして反撃の糸口を見つけたい慶大だが田原智司(環4・静岡学園)が蹴るゴールキックも収められない場面が多く、流れを引き寄せられない。そして63分には前の試合で初アシストを決めた川野太壱(政2・横浜FCユース)と古川紘平(政2・学習院)を同時投入する。

2試合連続出場の川野

また、右サイドを攻め込まれるものの酒井綜一郎(政3・慶應義塾)らの連携でこれ以上の失点は許さない。78分にはパスカットから右サイドを駆け上がる酒井がクロスで途中出場の山田敦久(政4・桐蔭学園)に合わせるものの敵選手と交錯しゴールならず。また山田はその際に負傷するものの、治療の後にピッチに戻った。一矢報いたいが最後まで相手の攻守両方に苦しみ、試合終了。今季初の連敗で勝ち点を積み上げることはできなかった。

酒井のボール供給もゴールにつながらなかった

試合を通して法大ペースで、苦しい展開になってしまった。ボールをカット、そこからカウンターに転じる場面もあったのだが、相手守備の前に最後までボールを運びきれなかった。さらに監督は気迫というものにもやられてしまったと今節を振り返った。優勝、降格争いに加えて全国大会出場権とどの対戦相手も負けていられないという気持ちで臨んでくる。その中で迎えた初の連敗。苦しい状況の中でチャレンジする荒鷲軍団のサッカー、そして乗り越えてさらなる成長する姿を今後も注目していきたい。

(記事:室留裕介 写真:小林由和)

淺海友峰監督

ーー連戦の中で迎えたゲームでした

連戦の時にうちがやっているターンオーバーをうまく活用しながら、出来るだけ選手のコンディションを下げないようにして、ベストメンバーを選び試合に臨みました。

ーー試合を振り返って

最初のセットプレーでやられてしまったことでゲームが難しくなってしまったのと、法政大学さんのうまさもあるのですけど気迫というものにやられてしまって。完敗でした。

ーーボールロストが多かったと思うのですが、ボール回しについて

リスクを冒してパスをつけるところとしっかりと前に蹴るところ、そこをチャレンジしている途中なので悪い失い方は改善しないといけないのですが、前に運べている場面もあったのでそういうところはしっかりと継続したいと思います。

ーー次節に向けてどのように修正していきますか

今年初めて連敗をしてしまったのですが、連敗をしたことで逆に失うものは無いのでチーム全員でもう一度チャレンジしようと思います。

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