7回裏にベリンジャーが決勝アーチ ドジャース2年ぶりWS進出!

【ブレーブス3-4ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ブレーブスが3勝1敗で王手をかけてからドジャースが2連勝して迎えたナショナル・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第7戦は、3対3の同点で迎えた7回裏にコディ・ベリンジャーがライトへの2号ソロを放ち、ドジャースが勝ち越しに成功。そのまま4対3で逃げ切り、2018年以来2年ぶりのリーグ優勝を決めた。ドジャースは日本時間10月21日に始まるワールドシリーズでアメリカン・リーグ王者のレイズと対戦する。

ブレーブスがイアン・アンダーソン、ドジャースがダスティン・メイという新人右腕同士の投げ合いで始まった一戦は、1回表にブレーブスがマーセル・オズーナのタイムリーで先制し、2回表にはドジャース2番手のトニー・ゴンソリンからダンズビー・スワンソンが1号ソロを放って2点目。しかし、ドジャースは3回裏二死から二・三塁のチャンスを作り、ウィル・スミスの2点タイムリーで同点に追い付いた。

ブレーブスは4回表無死一・二塁からオースティン・ライリーのタイムリーで勝ち越しに成功したものの、走塁ミスでその後のチャンスを潰し、5回表にはフレディー・フリーマンが放った本塁打性の大飛球を右翼ムーキー・ベッツが好捕。リードしているブレーブスが完全に流れを引き寄せることができないまま、試合は後半に突入した。

ドジャースは6回裏、ブレーブス4番手の左腕A・J・ミンターに対し、左打者のジョク・ピーダーソンに代えて右打者のエンリケ・ヘルナンデスを起用。この代打策がズバリ的中し、ヘルナンデスはカウント2-2からファウルで3球粘ったあとの8球目、甘く入った速球を捉え、左中間へ2号同点ソロを叩き込んだ。

7回表をドジャース5番手のフリオ・ウリアスが三者凡退に抑えて流れを作ると、7回裏のドジャースはブレーブス5番手のクリス・マーティンの前にマックス・マンシーとスミスが連続三振に倒れたものの、ベリンジャーがライトスタンドへの2号ソロを放ち、遂にリードを奪うことに成功。ウリアスが8回表と9回表も三者凡退に抑え、試合を締めくくった。

勝利投手は3イニングをパーフェクトに抑える好リリーフを見せたウリアス(2勝0敗)、敗戦投手は決勝弾を浴びたマーティン(0勝1敗)。1つの好プレーや1つのミスでモメンタムが激しく移り変わる熱戦を制し、ドジャースが2年ぶりのリーグ王者に輝いた。

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