残り2人の“近鉄戦士”ヤクルト坂口が通算1500安打 巨人岩隈の引退発表の日に

ヤクルト・坂口智隆【写真:荒川祐史】

第2打席に先制の左前打 「近鉄OB」は同僚の近藤と2人だけに

■阪神 – ヤクルト(19日・甲子園)

ヤクルトの坂口智隆外野手が19日、敵地での阪神戦で史上129人目の通算1500安打を達成した。4回無死一、二塁で迎えた第2打席で、ガンケルから先制の左前適時打。この日、現役引退を発表した巨人・岩隈とともに残り3人となった近鉄出身選手のひとりが、プロ18年目で節目を迎えた。

坂口は「5番・右翼」でスタメン。この日までに1499安打を重ね、初回の第1打席は二ゴロ。先制のチャンスで迎えた第2打席に快音を奏でた。

坂口は神戸国際大付高からドラフト1位で2003年に近鉄入団。2年間で8試合に出場した。2005年以降はオリックス所属となり、11シーズンプレー。2011年にはフルイニング出場を果たし、最多安打にも輝いた。2015年は36試合出場にとどまったものの、ヤクルトに移籍した2016年から主力として復活した。

この日に岩隈が引退を発表したことで、「近鉄OB」の現役は現チームメートの近藤一樹とともに2人に。快音を重ね続ける36歳が、「近鉄の火」を灯しつづける。(Full-Count編集部)

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