新型コロナで自宅療養、届いた「支援物資」 職員が玄関先まで配達する自治体も

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足立区が配送する自宅療養セット(画像は同区職員より提供)

「コロナにかかって自宅療養してたら、保健所から食料や日用品が届いた」。ツイッターで、こんな報告が挙がった。投稿者が新型コロナウイルスに感染し、保健所の職員に自宅で療養する旨を伝えたところ、数日分の食料品・日用品が無料で送られてきたという。

ツイッターには、「こんなことしてくれる自治体もあるのか」「物資のチョイスが絶妙」「ラインナップに優しさが詰まってますね」と、感心する声も。こうした取り組みを行っている4自治体を調べた。

東京都足立区は1週間分22品目の食料品を用意

東京都足立区では2020年4月20日より、新型コロナウイルス陽性者のうちやむを得ず自宅で療養する区民(希望者のみ)に対し、生活必需品の配達を開始した。公式サイトおよび同区職員から提供された資料によると、物資の内容は、ごはんパック・レトルトの牛丼・カレー・お粥・カップ麺や、生卵・野菜・果物・ビタミンゼリーなど1週間分22品目の食料品。また、ティッシュペーパー・ごみ袋・食品用ラップフィルムといった日用品5品目のほか、必要に応じて生理用品・粉ミルク・紙おむつなども同梱するという。

2020年5月14日からは、大阪府堺市でも自宅待機要請者1人に対し2週間分の食品・雑貨が入った「自宅療養等応援パック」の配送を開始した。同市職員から提供された資料によると、内容は無菌米飯・お粥・お餅・即席スープ・各種缶詰や、水・野菜ジュース・パン・ビスケットなど16品目の食料品と、ティッシュ・トイレットペーパー・せっけんなど5品目の日用品となっている。

千葉県浦安市公式サイトによると、同市では2020年8月5日、自宅療養などで家族などの支援が受けられず食料品などの調達が困難な人を対象に「自宅療養等緊急支援事業」を開始した。同市担当職員からの提供資料によると、自宅療養者に向けてカップ麺・やきとり缶・パックご飯・カレーや中華丼などレトルト食品・フルーツ缶など食料品13品目、ティッシュや洗濯せっけんといった日用雑貨2品目を配送する。

各自治体から無償提供

東京都墨田区の公式サイトによると、同区の保健所では2020年8月6日から新型コロナウイルスに感染した自宅療養者に向けた支援物資セットの配送を開始した。セットには白米・パン・乾麺や、各種レトルト食品・缶詰、野菜ジュース・豆乳など成人1週間分の食料品が入っている。また、トイレットペーパーなどの日用品のほか、3日分程度の献立や療養上の留意点を記載した案内書も同封しているとのことだ。

いずれの支援物資も各自治体から無償で提供され、各市区の職員が直接療養者の自宅まで配送し、玄関先に置くなど対面を避けて受け渡すことになっている。