専門性の高い医療で地域セーフティーネットを担う

**独立行政法人国立病院機構 大牟田病院
川崎 雅之 院長(かわさき・まさゆき)**
1986年広島大学医学部卒業、九州大学医学部呼吸器科入局。
北九州市立医療センター、福岡東医療センター、大牟田病院呼吸器科部長、同副院長などを経て、
2017年から現職。

過疎化、高齢化など地域社会が抱える課題に対し、病院の専門性を生かしつつ、いかに最適な医療を提供するべきか。国立病院機構大牟田病院の川崎雅之院長に、これまでのさまざまな取り組みを聞いた。

―病院を取り巻く状況について。

当院は、旧国立療養所大牟田病院と旧国立療養所筑後病院が統合して、2004年に独立行政法人国立病院機構大牟田病院として発足しました。

大牟田市はかつて三井三池炭鉱の街として大いに栄え、昭和30年代の最盛期には20万人以上の人口がありましたが、現在では約11・3万人とほぼ半減しています。

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