高潮浸水域、公表は9都府県

予算や人員不足、備え遅れ

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2004年8月、台風16号による高潮で冠水した道路=高松市

 室戸台風(1934年)、伊勢湾台風(59年)など、最大級の高潮を想定した浸水想定区域を一部でも公表しているのは9都府県にとどまることが20日、国土交通省の調査で分かった。予算や人員不足で、海岸の選定などが遅れている。想定は避難対策に欠かせない。

 2015年の改正水防法は、都道府県知事が「相当な損害」が生じる恐れのある海岸を選び、最大級の高潮を想定して浸水区域を指定、公表する仕組みを導入。

 今月15日時点で浸水区域を公表していたのは神奈川(東京湾)兵庫(大阪湾、播磨、淡路)愛媛(伊予灘、燧灘、豊後水道東)福岡(豊前豊後、有明海、玄界灘)など9都府県。