西武の新人王候補・平良 先発転向希望に憧れのメジャー球団スカウトが「待った!」

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「投げるおかわり」の異名を持つ20歳の西武・平良

パ・リーグ新人王候補でもある「投げるおかわり」こと西武・平良海馬投手(20)にメジャー関係者がちょっと気の早いアドバイスをしている。

3年目の今季はここまで45試合に登板し、1勝26ホールド、50奪三振、防御率1・66。セットアッパーの地位を確立しつつあり、20日のロッテ戦(メットライフドーム)でも1―0の8回に2番手で登板し、17試合連続無失点投球を見せた。

平良はここ2年間、マリナーズ・菊池雄星投手と自主トレをともにし、昨年は優勝旅行を辞退して単身渡米。トレーニングのかたわら自費で動作分析システム機器を購入し、独学で英会話の勉強を開始するなど、こっそりメジャー志向を強めてきた側面もある。

伸び盛りの3年目右腕に、あるメジャー球団スカウトは「まだ調査の対象にはなっていないが、20歳で160キロを投げる投手は当然魅力的。石垣島出身ということもあって、彼にはどこかラテン系の身体能力を感じる」と興味を示している。その上で平良本人が将来的に望む先発転向についてこうアドバイスする。

「せっかくリリーフで頭角を現してきたのだから方向性はクローザーの方がいい。あのサイズで先発をしても、他の投手と比べて大きな差別化はできないと思う。自分がやりたいことと、周囲から求められていることは必ずしも一致しないもの。評価は他人がするものだし、チームから求められているところでこのまま結果を出していった方が絶対にいい」

メジャーが将来性の高いクローザー候補と見ている以上、平良がもし菊池の後を追うのなら、このまま救援投手として技術を身に付け、実績を積み重ねていった方が近道かもしれない。