「食のみやぎ」消費者にPR 仙台で22日からフードサミット

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フードサミットで販売する新商品の大豆肉のハンバーグを説明する山根専務

 宮城県内の食品製造・卸の10社が集まる「食のみやぎ応援宣言! みやぎフードサミット2020」が22日、仙台市太白区のララガーデン長町で始まる。新型コロナウイルス感染拡大で取引先の飲食店や土産店の客足が戻らない中、巣ごもり需要を取り込もうと買い物客に新商品を発信する。

 18年に始まり、3回目。これまではバイヤーを招く展示会形式だったが、今回は初めて一般向けに開く。10社は仙台牛や金華さば、フカヒレといった県産品の加工品を販売する。

 山根商店(松島町)は3種の大豆肉のハンバーグを発表する。石巻市のイワシ、気仙沼市のサメ肉、女川町のサケをそれぞれ混ぜ込んだ。高タンパク、低カロリーが売りで、魚が苦手な子どもや健康志向の消費者に売り込む。

 同社が主力の原料とするウナギやサンマは近年の漁獲量激減で安定した売り上げが確保できず、昨年秋から大豆肉を使った新食品開発に取り組んだ。販路の開拓は、新型コロナの感染拡大でつまずいた。

 山根伸一郎専務(55)は「試食販売ができず、新商品の投入が難しい時期だった。今年初のイベント出店で、商品を広く知ってもらうきっかけにしたい」と意気込む。

 企画する食品卸かね久(多賀城市)では、月の売り上げが前年比で最大3割減った。遠藤伸太郎社長(48)は「外食や観光の需要が落ち込み、各事業者は厳しい状況が続く。会社や商品の認知度を上げ、販路拡大につなげたい」と話す。

 フードサミットは25日まで午前10時~午後6時、1階おとのひろばで開く。試食はできないが、大型画面で各社のPR動画を放映。バスケットボール男子のBリーグ2部(B2)仙台との連携商品もお披露目する。