「バブルシステム」導入しスペインホテル内で卓球大会開催 女子単はブルーナ・タカハシV

<卓球 第1回スペインマスターズ2020 10月13~15日>

10月13~15日にスペイン・マドリードにて第1回スペインマスターズ2020が開催された。男子シングルスではエンゾ・アングレス(フランス)が、女子シングルスではブルーナ・タカハシ(ブラジル)が優勝を果たした。

徹底したコロナ対策のスペインマスターズ

スペインマスターズは、スペインの選手に代替競技を提供するという目的で、スペイン卓球連盟が開催した新しい国際大会だ。リウプラザ・エスパーニャ・ホテルの客室内で試合が実施され、徹底した新型コロナウイルス対策が講じられた。

ホテル入場時には、全選手が検温とPCR検査を受け、大会参加終了までホテル内に留まるバブルシステムが導入された。バブルシステムから外れた選手がいた場合、大会組織委員会はその選手を直ちに失格とするという厳格なルールが定められた。

日系ブラジル人、ブルーナ・タカハシがV

女子シングルス優勝はブルーナ・タカハシ。

伊藤美誠(スターツ)、平野美宇(日本生命)らと同じ2000年生まれの20歳は、東京五輪ラテンアメリカ予選ではブラジル代表として、女子団体を五輪本戦出場に導くなど、若くして持った才能を十二分に発揮している。予選団体決勝ではラテンアメリカで世界ランク最高位のアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に勝利を収めている。

写真:ブルーナ・タカハシ(ブラジル)/提供:ittfworld

決勝でシャーロット・キャリー(ウェールズ)を下し、見事優勝に輝いた。一方、男子のアングレスは、優勝候補と目されていたセドリック・ヌイティンク(ベルギー)に勝利し、見事栄冠に輝いた。

写真:エンゾ・アングレス(フランス)/提供:ittfworld

スペイン・マスターズ2020は、11月24~26日に第2回、12月8~10日に第3回が行われる。

文:ラリーズ編集部

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