宇宙用ピクルスがクラファン返礼品に。月や火星基地でハンバーガーを作るプロジェクト

インテグリカルチャー株式会社は、細胞培養の研究に基づき2019年に開発した宇宙用調味料「スペースソルト(食べられる細胞培養液)」を活用し開発した、宇宙用ピクルス「スペースソルト・ゼリーピクルス」を、2020年10月19日に開始したクラウドファンディングにて、プロジェクトの支援者への返礼品として提供することを発表しました。

この活動は「203X年、宇宙でハンバーガーを作ります!」をコンセプトとし、近未来の宇宙時代における「サステナブルな食生産」や「食のQOL」にチャレンジする「スペースソルトバーガープロジェクト」となっています。スペースソルトバーガープロジェクトの最終ゴールは、2030年代に培養肉で作ったハンバーガー用パテを使ったハンバーガーを宇宙(火星基地、月面基地等)で地産地消すること。第1弾としてハンバーガーの具材の一つであるピクルスの宇宙用「スペースソルト・ゼリーピクルス」を商品開発しました。

今回のクラウドファンディングでは、「培養肉バイオリアクター(3台)への命名権」「培養フォアグラお披露目試食イベントご招待券」「培養肉のある未来を語る焼肉会」などの返礼品があり、全てのコースに宇宙ピクルス「スペースソルト・ゼリーピクルス」が含まれています。(※返礼品なしコースは含まない)

なお、支援募集は2020年11月18日の午後11:00迄となっており、集まった資金は今後の商品開発や量産費用にあてられるとのことです。

「スペースソルト・ゼリーピクルス」(Credit: インテグリカルチャー)
フリーズドライ野菜と調味料(スペースソルト等)、専用容器をセット(Credit: インテグリカルチャー)

■クラウドファンディング概要

コンセプト:「203X年、宇宙でハンバーガーを作ります!」
実施目的:近未来の宇宙時代における「サステナブルな食生産」や「食のQOL」にチャレンジする「スペースソルトバーガープロジェクト」に共感頂いたサポーターからプロジェクト資金(商品開発・量産費用)を募るため。
実施サイト:READYFOR(レディーフォー)
クラウドファンディングページ:https://readyfor.jp/projects/integriculture
実施期間:2020年10月19日(月)~ 11月18日(水)23:00
目標金額:50万円(達成した場合は、NEXT GOALとして200万円に挑戦)
リターンプラン数:11(3,000円~50,000円まで。返礼品あり/なし のプラン)

<スペースバーガープロジェクトのロードマップ>
2020年:宇宙用調味料配合「スペースソルト・ゼリーピクルス」提供(今回)
2021年:地球産の培養フォアグラを使用した培養フォアグラバーガーを提供
2025年:地球産の培養肉を使用した培養肉バーガーを提供
203X年:月面基地産の培養肉を使用した培養肉バーガーを提供(地産地消)
203X年:火星基地産の培養肉を使用した培養肉バーガーを提供(地産地消)
※上記で使用する野菜・肉はすべて宇宙で生産可能な食材

Source: インテグリカルチャー株式会社

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