<レスリング>米国が世界選手権(12月12~20日・セルビア)不参加を発表

 米国レスリング協会は10月20日、12月12~20日に予定されている世界選手権(セルビア)に選手を派遣しないことを発表した。新型コロナウィルスのパンデミック(世界的流行)の状況下、選手の健康と安全ため、理事会の全員一致で不参加を決めたという。

 ブルース・バウムガードナー会長は「米国のアスリート、コーチ、スタッフの健康と安全は、米国レスリング協会の最大の関心事です。最新の医学、科学、政府のデータを検討し、アスリートと利害関係者の意見を聞く機会をもうけたあと、理事会は『世界選手権に出場することは最善の利益にはならない』と結論付けました」とコメントした。

 世界レスリング連盟(UWW)は今月12日、世界選手権を予定通り開催することを決めたが、11月5日のエントリー締め切り後、エントリー状況とパンデミックの状況を見て、同6日に最終決定することとしている。

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