過去にも大きな被害が…台風は"高潮”にも注意!

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過去にも大きな被害が…台風は"高潮”にも注意!

 台風が来た際、高波はもちろん高潮にも警戒が必要な場合があります。

 なぜ台風で高潮が発生するかと言うと、主な原因は2つあります。

 原因① 吸い上げ効果

 台風の中心はかなり気圧が下がっているので、海面が吸い上げられるように潮位が上昇してしまうのです。
 気圧が1hPa下がると海面は約1センチ上昇します。
 ですから、それまで1000hPaだったところに950hPaの台風が来たら、かなり海面が上がることになります。

 原因② 吹き寄せ効果

 台風周辺は非常に強い風が吹くため、海水が強い風に吹き寄せられることで海面が上昇します。
 進路にもよりますが、基本的に台風は南から来るので、南を向いた湾の場合に特に注意が必要になります。

 平成30年、実際に台風が近畿を縦断した時の大阪の潮位の変化が上の図です。

 そもそも海面は1日に2回ほど干潮と満潮を繰り返していて、「天文潮位」と呼びます。
 この図の中ではオレンジの線が天文潮位を表しています。

 普段も天文潮位の線くらいまでは潮位が上がるのですが、台風が来たことによってそこから270cm~280cmほど潮位が上がりました。

 高潮の被害にはどのようなものがあるかというと、主に「浸水」です。

 上の写真は、平成16年に香川県高松市で台風による高潮が発生した時のものです。

 潮位が護岸をおよそ70cm上回って、面積にすると960ヘクタール、15000戸を超える浸水と死者2名の被害が発生しました。

 写真を見ても、かなり大規模な浸水被害が発生している様子が伝わります。

 台風の際は、高潮にも警戒が必要です。

チバテレ朝の情報番組「シャキット!」『天気のツボ』 9月 25日放送より
お天気キャスター:佐竹 綾