スポーツ通じ国際交流 佐世保で運動会 留学生ら参加

「ぐるぐるバット」を楽しむ参加者=佐世保市体育文化館

 スポーツを通じて市民と外国人が触れ合う「国際交流大運動会」が17日、長崎県佐世保市光月町の市体育文化館で開かれ、参加者が爽やかな汗を流した。
 市が官民協働で取り組む「英語で交わるまちSASEBO」の一環。この取り組みのスポーツ交流部門のチームが主催し4回目。市内の高校生50人と、市内外の外国語指導助手(ALT)や留学生などの外国人23人が参加した。
 新型コロナウイルス感染防止のため、時間や種目数を絞って実施した。参加者は、バットに頭をつけて10回転した後ゴールを目指す「ぐるぐるバット」や綱引きなどに挑戦。発表者を手本に「よさこいダンス」を見よう見まねで踊り、交流を深めた。
 聖和女子学院高1年の川尻優希乃さん(16)は「生の英語に触れることができて楽しかった」と笑顔。オーストラリア出身で、県立佐世保商業高でALTを務めるハンナ・ロッティさん(26)は「佐世保には外国人がたくさんいるが交流する機会は少ない。今日は一緒に楽しむことができてよかった」と話した。

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