国会答弁全て信頼なくなる、と内閣府答弁を非難

立憲民主党の福山哲郎幹事長は20日の記者会見で「このような答弁が許されるのであれば、過去の国会答弁、政府の答弁に対する信頼がすべてなくなることにつながる」と非難

 内閣府が日本学術会議推薦の会員候補の総理による任命について、中曽根康弘総理(1983年当時)や政府委員が「総理大臣の任命行為は形式的なもので、会員の任命を左右するものではない」としてきた答弁は現在も維持されているのか、との問いに「現在維持されているか答えるのは困難」などと答弁している。

 立憲民主党の福山哲郎幹事長は20日の記者会見で「このような答弁が許されるのであれば、過去の国会答弁、政府の答弁に対する信頼がすべてなくなることにつながる」と非難。政府は早急に態度を明確にすべきだと求めた。

 また6人の会員任命拒否に深くかかわっているとみられる杉田官房副長官の国会招致に関して福山幹事長は「自民党は杉田氏の国会招致を認めるべきだ。認めないとすればこの学術会議の任命拒否の問題は、自民党も公明党も同じ思いと言わざるを得ない」と提起した。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース