多良の森トレイルランニング 上級者向けコース 女子は前田がV

スタートする託羅ノ峰コースの選手たち=野岳湖公園ロザモタ広場

 経ケ岳や五家原岳など多良山系を巡る第5回多良の森トレイルランニング(九州トレイルランニング協会主催、長崎新聞社など後援)は18日、大村市の野岳湖公園を発着点とする3コースで行われ、新設された上級者向けの託羅(たら)ノ峰コース(45キロ)の男子は駒井令(福岡)が6時間24分0秒、女子は前田美帆(長崎)が7時間52分11秒で優勝した。
 新型コロナウイルス感染拡大で、当初予定の4月12日を延期して開催。県内外から計294人が出場した。
 中・上級者向けの修験者コース(40キロ)の男子は瀬田航己(九州大)が6時間0分57秒、女子は中島裕子(福岡)が8時間16分22秒でトップゴール。フォレストコース(19キロ)の男子は漆上淳(ゆとりRC)が2時間6分14秒、女子は西見泉美(福岡)が2時間34分42秒で制した。
 大会は検温や手指消毒、出走時間を分散するなどの感染防止策を取った。運営スタッフの牧島圭太代表(46)=大村市=は「『感染しない、させない、楽しむことを忘れない』をテーマに、今、大会をやるならこういうかたち、というものをつくりあげることができたと思う。参加者、スタッフ、関わっていただいた全ての方に感謝したい」と話した。

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