コロナの影響で経営統合が白紙

日本触媒と三洋化成工業

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2019年5月29日、経営統合を発表し握手を交わす日本触媒の五嶋祐治朗社長(左)と三洋化成工業の安藤孝夫社長=大阪市

 化学製品大手の日本触媒と三洋化成工業は21日、2021年4月に予定していた経営統合を中止すると発表した。新型コロナウイルスの影響で事業環境が大きく変化しており、現状での経営統合は困難だとして白紙に戻す。今後については「引き続きさまざまな面で良好な関係を維持していく」としている。

 両社の素材は紙おむつや洗剤、食品包装用フィルムなど生活関連だけでなく、自動車向けの塗料や建材など幅広い分野で使われている。新型コロナの影響で大手メーカーが生産計画を見直す中、今後の需要が見通しにくくなり、原材料価格や製品価格が大きく変動することなども中止に傾いた理由とみられる。