旧北国街道にぎわい策、児童が提案 野々市・御園小6年

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 野々市市中心部の旧北国街道沿いに新たなにぎわいをもたらしたいと、同市御園小の6年生103人が21日までに、活性化に向けた提案づくりに取り組み始めた。かいわいを巡るスタンプラリーや安全に散策するための歩道設置など、12月の最終発表に向けて自由な発想で意見を出し合っている。提案は市に対しても行う予定で、多くの人が行き来する場所にしたいと張り切っている。

 同校はこれまで市内の全般的な歴史や文化財の学習を行ってきたが、対象を旧北国街道に絞るのは初めて。吉野智晴教諭(36)が総合学習の一環で発案した。

 児童は提案のヒントを探ろうと、9月下旬に市観光物産協会と地元ボランティアガイド「ののいち里まち倶楽部(くらぶ)」の案内で現地を歩いた。タブレット端末を手に市郷土資料館、布市神社などを見て回り、宿場町として栄えた様子とともに、車の往来が多く、歩きにくい現状を理解した。

 このうち1組の35人からは活性化策として▽団子などを売る店を開く▽通りに休憩できるベンチを増やす▽イルミネーションの設置▽電動自転車の貸し出し—などの案が挙がった。

 また、旧北国街道沿いで暮らす市民のことを理解し、人が多くなり過ぎると騒がしくなり、迷惑やトラブルを防ぐことも大切と指摘した。

 林快飛(かいと)君は「たくさんの歴史が詰まっている魅力に気づくことができた。みんなで野々市を盛り上げるためのアイデアを考えたい」と話した。

 市は「北国街道にぎわい創出プロジェクト」を進めており、実現可能な児童の提案は採用したい意向を示している。

 棟野章校長は「自分たちで地域や市をよくしていこうという意識に発展してくれるとうれしい」と期待した。