横須賀市、市民の抗体検査を12月に再実施 感染の実態把握

横須賀市役所

 神奈川県横須賀市の上地克明市長は21日、市民を対象にした新型コロナウイルスの抗体検査を12月に実施すると発表した。7月に続き2回目。

 市内の感染状況など実態を把握することが目的で、今後の医療体制づくりに生かす。1回目は964人が検査を受け、うち10人に抗体があり、抗体保有率は1.04%だった。

 今回は20~70代以上の市民計960人が対象で、各年代ごとに希望者を募る。市内の18医療機関で採血検査を行い、結果は当日口頭で伝える。費用は市が負担(交通費などは自己負担)する。また、再感染したケースがあることから以前の検査などで陽性だった12人にも別途検査の協力を要請する。上地市長は「感染傾向がどう変わるか確認したかった。前回から5カ月たち、どのような変化があるか調べたい」と述べた。

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