第27回中国楊陵農業ハイテクフェア(CAF)を陝西省で10月22日から26日まで開催

中国楊陵農業ハイテクフェアの展示区画

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【楊陵(中国)2020年10月21日新華社=共同通信JBN】中国の農業都市とよく言われる楊陵は、中国で初めて国家農業ハイテク産業実証区と宣言された。第27回中国楊陵農業ハイテクフェア(CAF)は10月22-26日にここで開催される。

1994年に初めて開催されたCAFは、農業科学技術の最新の成果を実証するためのプラットフォームを、また、世界中からの農業専門家が交流と協力に携わるための窓口も提供する。

「Innovation Leads High-quality Development(イノベーションは質の高い発展を導く)」をテーマとする同フェアの展示区画は16万平方メートルを占め、2000のブースを設ける。このイベントは、上海協力機構(SCO)農業展示、農業ハイテク展示、国際種子産業展示など40以上の特別展示が特徴である。キルギス、ウズベキスタン、その他の国々の駐中国大使、中国に駐在する国連世界食糧計画、上海協力機構、その他の国際機関のトップが同フェアに出席する。ドイツ、スイスなど29カ国の企業の中国駐在代表も出席する。

COVID-19の予防・抑制措置に対応して、組織委員会はCLOUD OF CAFプラットフォームによる中国初のオンラインデジタル農業展示を開発し、これによりオフラインとオンラインの展示の統合が可能になった。CLOUD OF CAFアプリによって、誰でも自宅や事務所にいてこのイベントをオンラインで見ることができ、アプリベースの契約交渉・締結、会議のライブストリーミングなどのさまざまな活動に参加できる。

中国の開放的・包摂的アプローチとウィンウィン協力の追求の結果、中国と他国との農業交流・協力はますます活発になり、地域統合強化の状況での農業発展を促進している。

楊陵は2014年以来、農業管理組織への複数の訓練計画の提供により、世界中の農業科学技術の発展に積極的に関与してきた。例えば、同市は近代農業技術、治水灌漑、植林・育種の分野のテーマでSCO加盟国向けの8件の研修会を開催し、200人近くが参加した。

楊陵はこれまで60カ国以上と近代農業分野で協力関係を樹立し、20カ国以上の政府部局と、ごく最近ではカザフスタン共和国農業省と農業協力強化の協定を結んでいる。

ソース:The Organizing Committee of China Yangling Agricultural Hi-Tech Fair

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写真説明:中国楊陵農業ハイテクフェアの展示区画