不振のラウが2本塁打の活躍 レイズが第2戦制し1勝1敗のタイに

【レイズ6-4ドジャース】@グローブライフ・フィールド

ドジャースが初戦を制して迎えたワールドシリーズ第2戦は、ここまで不振を極めていたレイズのブランドン・ラウが2本塁打を放つ活躍。レイズは先発のブレイク・スネルのあと、ニック・アンダーソン、ピート・フェアバンクス、ディエゴ・カスティーヨらを投入する必勝リレーでドジャース打線を5安打に封じ、6対4で第2戦を制して対戦成績を1勝1敗のタイとした。なお、2戦連続のベンチスタートとなったレイズの筒香嘉智は前日に続いて出場機会がなかった。

初戦からの2連敗だけは避けたいレイズは、前日までポストシーズン15試合で打率.107と打撃不振に苦しんでいたラウが1回表にドジャース先発のトニー・ゴンソリンから1号ソロを放ち、先制点を奪うことに成功。4回表には二死一・二塁のチャンスでジョーイ・ウェンドルがドジャース4番手のダスティン・メイから右中間を真っ二つに破るタイムリー二塁打を放ち、2点を追加した。

レイズ先発のスネルは4回まで4イニング連続で2つの三振を奪い、ドジャース打線を無安打無得点に封じる力投を披露。ところが、味方打線がラウのこの試合2本目のアーチとなる2号2ランでリードを5点に広げた直後の5回裏に二死一塁からクリス・テイラーに初めての被安打となる1号2ランを浴び、さらに二死一・二塁のピンチを招いたところで降板となった。

レイズはこのピンチを2番手のアンダーソンが切り抜けると、6回表無死一・三塁からウェンドルの犠飛で1点を追加。しかし、6回裏一死からアンダーソンがウィル・スミスに1号ソロを被弾し、再び3点差に詰め寄られた。

レイズ3番手のフェアバンクスは7回裏を三者凡退に抑えて8回裏も続投したものの、先頭のコリー・シーガーに1号ソロを浴びて2点差。さらに二死二塁とピンチは続いたが、レイズ4番手のアーロン・ループがコディ・ベリンジャーを見逃し三振に仕留め、2点のリードを守った。

レイズは9回表二死一・二塁のチャンスで無得点に終わったが、9回裏は続投したループが打者2人、5番手のカスティーヨが打者1人を抑えて6対4で試合終了。勝利投手はアンダーソン(1勝0敗)、敗戦投手はゴンソリン(0勝1敗)で、カスティーヨに1セーブ目が記録された。

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