読売旅行、ツアー参加者3名がコロナ感染 添乗員が体調不良の申告見逃す

読売旅行は、関西発の北海道ツアーの参加者から、新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表した。参加者に記入・提出を求めている「健康チェックシート」で体調不良を訴えていたにも関わらず、添乗員が見落としていた。

参加者と乗務員は合計41名で、うち3名がPCR検査で陽性だった。6名は陰性で、残りの32名は検査結果待ちだという。陽性者はいずれも軽症か無症状だった。

陽性だった3名のうち1名が、「健康チェックシート」で「咳、のどの痛み、息苦しさ、胸の痛み等の呼吸器症状や味覚障害はございますか?」という項目に、「はい」のチェックをつけていたといい、添乗員マニュアルではツアーの参加を見合わせてもらうこととしていた。

読売旅行では、「ツアー参加者から感染者が出る事態となり、お客様の健康を守ることができなかったことを、ツアーを主催した旅行会社として深くおわびいたします。今後はこのようなことのないよう、全社を挙げて感染防止体制の徹底に取り組んで参ります」としている。

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