女川原発2号機、宮城県議会が再稼働同意

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宮城県の東北電力女川原発。左手前が2号機=8月

 宮城県議会は10月22日の本会議で、東北電力女川原発2号機(同県女川町、石巻市)の再稼働への同意表明を求める請願を賛成多数で採択した。これで県、地元2市町の議会が再稼働に同意したことになる。村井嘉浩知事は既に同意の方針を固めており、東日本大震災で被災した原発では初となる地元同意の手続きは知事、2市町長の意向表明を残すだけとなった。

 村井知事は11月9日にも県内市町村長を集めて意見を聴いた上で、須田善明女川町長や亀山紘石巻市長との3者会談を経て、11月中にも同意を表明する可能性がある。

 請願は女川町商工会が提出。原発稼働は「多くの波及効果を生む」として、県議会に早期の推進表明を求めた。県議会環境福祉委員会は今月13日、請願者の意見陳述を行わず10分弱の審査で採択。一方で、住民避難計画の実効性を不安視する市民団体などが再稼働反対の請願を出したが、同委員会と本会議でいずれも不採択となった。

 女川2号機は2月、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格。東北電は安全対策工事が完了する見込みの2022年度以降の再稼働を目指している。