iPhone 12シリーズが大きな買い替え需要を喚起、カウンターポイントが予測

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香港のカウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチは10月22日、2020年のグローバルスマートフォン(スマホ)市場が全体で10%減になると予測される一方で、Appleの販売量が前年同月比で4%増加するだろう、という調査結果を含む、Counterpoint Market Outlookによる最新調査を発表した。

Appleの四半期ごとの成長率はスマートフォン市場全体の成長率を大きく上回る

調査では、Appleが10月13日に発表したiPhone新機種(iPhone 12シリーズ)によって、市場全体の5G普及にも大きな弾みがつくとともに、Appleにとっても大量の買い替え需要を喚起すると予測している。

新型コロナウイルス感染症は、20年のスマホ市場に大きな影響を与えたものの、Appleは各先進国市場のオンライン販売において支配的な強さを示しており、第2四半期通期の新型コロナウイルス感染症流行下でも、Appleの高級機セグメントの下げ幅は少なく、市場全体が23%縮小した中で、Appleの高級機セグメントはわずか8%の縮小にとどまっている。

このような結果を受けてカウンターポイントは、Appleが20年に平均成長率を超える業績を達成するだろうと予測する。

iPhone 7シリーズとiPhone 11シリーズは大量の買い替え需要を喚起した一方で、iPhone 8シリーズやiPhone XRシリーズは発売されたタイミングで買い替えサイクルが延びてしまったこともあって、それほどの買い替え需要喚起にはつながらなかった。

カウンターポイントは、Appleが新機種の発売の発売を延期したことで、新機種による売上分が9月でゼロとなり、10月中の大半の機会を失ったにも関わらず、10~12月の売り上げでiPhone 11シリーズの販売が開始された年の9~12月の売り上げを1%上回るとみている。

Appleは新機種の延期による機会損失にも関わらずiPhone 12シリーズの発売で大きな売り上げを達成すると予測される

カウンターポイントでは、ディスプレイサイズや価格の豊富な選択肢や、各携帯キャリアのiOS利用者を自社の5Gサービスに引き込もうとする動きが、Appleに対して追い風になると予測。また、米国や欧州で大々的なプロモーションが展開される一方で、中国でそこまで積極的なプロモーションが展開されないとみている。