藩主・松平忠房描いた大凧 島原市へ寄贈

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古川市長(右)に大凧の揚げ糸を手渡す成瀬町長(中央)ら=島原市役所

 長崎県島原市は、江戸時代に島原藩主を務めた深溝(ふこうず)松平家の発祥地で歴代藩主の墓がある愛知県幸田町から伝統民芸品の大凧(だこ)の寄贈を受け、市役所本庁舎の1階天井に展示した。同町の伝統文化を知ってもらい、友好親善に役立てる。
 両自治体は2017年10月、姉妹都市提携を結んでおり、新庁舎落成と提携3周年を記念して贈られた。大凧は縦約3.8メートル、横約2.9メートル。竹の骨組みに貼られた和紙には、1669年に島原移封を命じられた藩主、松平忠房が色鮮やかな役者絵風に描かれている。「こうた凧保存会」に所属する約20人が2カ月ほどかけて完成した。
 島原市役所であった寄贈式には約80人が出席。成瀬敦町長が古川隆三郎市長に揚げ糸を手渡した。成瀬町長は「自慢の凧をぜひ鑑賞してほしい」とあいさつ。古川市長は「共に力強く発展していくシンボル。交流が進むことを期待する」とお礼を述べた。