県内12病院に80人 研修医マッチング、内容充実が奏功

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 医学生の希望に基づき、臨床研修を受ける病院を決める2020年度のマッチング結果が22日、公表され、県内12病院では定員113人に対し80人が決まった。19年度より1人増え、制度開始に合わせて募集を始めた03年度以来、16年度の82人に次ぐ2番目の多さだった。県は、県外病院との連携や救急医療などで独自性のあるプログラムの充実が影響しているとみている。

 研修は21年度春から2年間。マッチング率は70.8%となり、2年ぶりに70%台に乗った。

 病院別では、富山大付属の28人が最も多く、県立中央の13人、厚生連高岡の8人が続いた。定員を満たしたのは富山赤十字(6人)と済生会高岡(4人)の2病院だった。南砺市民、氷見市民病院はゼロだった。

 県によると、各病院はドクターヘリを活用した救急医療や、県外の協力病院と連携した研修など特色を生かした教育体制を構築しているという。「病院ごとにPR方法も工夫しており、マッチ率の向上につながっている」(医務課)と話す。

 マッチングは医師臨床研修マッチング協議会(東京)が毎年10月、全国の病院を対象に実施している。全国1017病院が参加し、9876人が希望した。