「僕らは恋がヘタすぎる」川島海荷×白洲迅 口移しのシーンはカッコよくても許されない!?

ABCテレビの新たなドラマ枠「ドラマ+」の第1弾作品は、1200万ダウンロードを突破した電子コミック「僕らは恋がヘタすぎる」を川島海荷さんと白洲迅さんのダブル主演で実写化したヘタキュン・ラブストーリー。

川島さん演じる藤原花は相手に気を使いすぎる優しい女の子。言いたいことが言えず、残念な結果になることもしばしばある花が、白洲さん演じる成田洋介との出会いを通して、自分を変えようと奮闘していきます。一方、成田は優しすぎる花に正論を吐き、本音でぶつかります。ストレートな言葉で人と接する彼は少し近寄りがたい存在ですが、それは相手を思ってのこと。真逆ともいえる性格な2人が、不器用ながらにも真っすぐ向き合っていく姿は見逃せません!

10月25日(ABCテレビ放送)の1話では、目が覚めた花(川島)が見覚えのない部屋にうろたえていると、ビニール袋を提げた成田(白洲)がやって来て、薬を飲ませるために口移しで水を飲ませるシーンから始まります。事の発端は、彼氏に浮気されフラれた花が、小学生のころからの大親友・みずき(浅川梨奈)と傷心旅行へ出かけたことがきっかけ。

旅先の宿で携帯をなくした花は、フロントマンが忙しそうに動いているのを見てなかなか自分の要求を言えずにいると、それを見かねた成田がフロントマンに声を掛けてくれますが、それらしき携帯は届いてないといいます。結局は、成田と旅行に来ていた歩(塩野瑛久)が拾い、事なきを得るのですが、人に気を使いすぎて言いたいことを言えない花に、成田はいきなり正論をぶつけます。出会ったばかりの成田に自分の欠点を突かれた花は、いつになく感情を爆発させて…。

さて、ドキドキの1話(10月25日)放送を前に、川島さんと白洲さんに演じるキャラクターなどについて伺ってきました! 初共演とは思えない2人の空気感をぜひお楽しみください!

――主題歌が阿部真央さんの「Be My Love」に決定し、川島さんとは10年ぶりのタッグになります。

川島 「うれしかったです。高校生の時にいただいた大きなお仕事ですてきな曲を作ってくださったんです。阿部真央さんの力強い歌声がどうマッチするんだろうと、楽しみになりました」

――実際に聴かれましたか?

川島 「聴きました! いい感じにドラマを締めてくれそうだなと思いました。歌詞はピュアで真っすぐな感じだったので、私の役の心情的にもマッチしているなと。どうエンディングにかかってくるのか楽しみです」

白洲 「この曲はまだ聴けていないのですが、他の曲はもちろん聴いたことはあって。(川島さんも言ってたけど)歌声とかも力強いので、この作品にどう影響するのか楽しみです」

――原作を読んで自分のキャラクターの印象を教えてください。

川島 「自分の役が自分とは違いすぎて最初は『大丈夫かな…』と思いました。私は結構思ったことをはっきり言っちゃうタイプなんですけど」

白洲 「そうだね」

川島 「変なところで相づち打たないで!」

白洲 「ふふふ」

川島 「でも(花は)逆に言えないタイプだったので。監督にも最初に『たぶん違うタイプだと思うから、川島さんが出ないように、花でお願いします』と言われました。最初は役をつかむのに迷いながらだったんですけど、やっていくうちに慣れていきました。でも、ふとした時に話し方が早くなっちゃったりとかして、『もうちょっとゆっくりしゃべって』って言われてました」

――川島さんは自分と違うキャラクターだったとのことですが、白洲さんはいかがでしたか?

白洲 「成田は花とは対照的で、強引で思ったことをストレートに伝えてしまうんです。(僕は)あそこまで強引にはいけないですけど」

川島 「怖いですよね(笑)」

白洲 「いきなり薬飲ませて」

川島 「カッコよくないと許されないですよ(笑)」

白洲 「カッコよくても許されないと思うよ(笑)」

川島 「まあね(笑)。脚色がすごい!」

白洲 「何も言わずに口移しで水を飲ませるというのは」

川島 「ちょっと漫画の世界だよね」

白洲 「あそこまでは強引にはいけないし、相手を思いやるがゆえになんですけど…融通の利かなさとか自分の思ったことを言うのは、通ずる部分はあるかなと思いましたね」

――台本を読ませてもらったのですが、口移しのシーンはこちらもドキドキしました。

白洲 「台本が出来上がる前に原作を読ませてもらって。『これ、本当にやるのかな…』と思っていたら、台本にそのままあったので」

川島 「マネジャーさんもびっくりしてた(笑)。私は自分がやるって考えないで普通に楽しんで読んじゃいました。漫画は絵で描かれているのでちゃんと認識してなかったんですけど、文字になると…」

白洲 「活字になるとね」

川島 「そう! 活字になると、『え、このシーンあった!?』って思うところもありました。ある意味、原作が漫画ってところもあると思うし、1話の冒頭でインパクトがあると思うので楽しみにしていてほしいです」

――いろんなキャラクターが登場しますが、一番共感できる役はご自身の役ではなかったりしますか…?

川島 「私は成田の言ってることは正しいなと思いました。(花みたいな子がいたら)言いたくなっちゃうというか」

白洲 「そうだね」

川島 「ねえ、さっきからおかしくない!? 相づちのタイミング!(笑)」

白洲 「あはは」

川島 「(成田は)正論を言ってるけど…まあ傷つきますよね。あまりにもはっきり言われると」

白洲 「あそこまで言うとね」

川島 「役とはいえ傷つきました」

白洲 「成田的には花のためを思って言ってるんだけどね。すみませんでした(笑)。でも、実際に言ってみたら言う方もツライ…」

川島 「本当ですか? 優しいんですね」

白洲 「そうなんですよ、優しすぎるんでね、僕(笑)」

――白洲さんの優しさが垣間見えましたが、今作は個性が強いキャラクターがそろっていますね。

川島 「みんな強めですよね。あんまりお見掛けしない感じ…」

白洲 「お見掛けしない感じ?(笑)。みずきも闇深いし、歩はどうなんだろう」

川島 「優しいですよね」

白洲 「(川島さんに向かって)ああいうチャラい感じ好きじゃないでしょ?」

川島 「現場でね、ちょっと言いすぎちゃった(笑)」

白洲 「塩野くんが傷ついてた」

川島 「『その外ハネはチャラすぎる!』って」

白洲 「『その外ハネ嫌だ!』ともね(笑)」

川島 「いや、まあ中身ですよ、大事なのは! でも、皆さんの好きなタイプを見つけてもらえたらいいなと思います」

――演じるにあたって大事にしたことはありますか?

川島 「私はベタなラブストーリーを見るのが好きなんですよ」

白洲 「俺も」

川島 「いいですよね。ある意味ベタベタにやらない方が面白いんじゃないかなと思って。すごい恥ずかしいこと言ってるけど、あたかも普通というか」

白洲 「キメないでね。さらっと」

川島 「そうそう。だからやりすぎないようにしました。台本だけで濃い話だったので」

白洲 「言葉一つ一つが日常では言いづらいのもあったりして」

川島 「本当に恥ずかしかったな」

白洲 「(川島さんが)本当に恥ずかしがるからこっちも恥ずかしくなっちゃった」

川島 「違う! あれはシチュエーション! しかもそう仕向けてくるから!」

――初共演だということを感じさせない会話のテンポ感、とてもすてきです…! では最後に、1話の見どころをお願いします!

川島 「やっぱり衝撃的な出会いですかね」

白洲 「最悪の出会いです(笑)」

川島 「結構怖かったけど、的を得ていることを言われるし、今後その言葉が花の中で残っていくので。そのくらい印象的なことが1話で起こるからこそ、成長していくきっかけになっていると思います」

白洲 「冒頭から楽しみにしていてほしいですね」

――川島さん、白洲さん、ありがとうございました!

最終回放送前にも2人のインタビューをお届け! そちらもぜひお楽しみに!

【プロフィール】

川島海荷(かわしま うみか)
1994年3月3日生まれ。埼玉県出身。2006年ドラマ「誰よりもママを愛す」(TBS系)で女優デビュー。その後、ドラマ「ブラディ・マンデイ」(TBS系)、大河ドラマ「花燃ゆ」「いだてん~東京オリムピック噺~」(共にNHK)、「怪物くん」(日本テレビ系)、「SPEC~零~」(TBS系)、映画「携帯彼氏」「星守る犬」など数々のドラマや映画に出演。09年には「第88回全国高校サッカー選手権大会」の5代目応援マネジャーに就任。16年から約3年間、日本テレビ系情報番組「ZIP!」で総合司会を務めた。


白洲迅(しらす じん)
1992年11月1日生まれ。東京都出身。2010年「第22回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界デビュー。11年に舞台「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」で舞台デビューを果たす。その後、「ごめんね、青春!」(TBS系)、「学校のカイダン」(日本テレビ系)、「僕はまだ君を愛さないことができる」(フジテレビ・FOD)、「刑事7人」(テレビ朝日系)、映画「イン・ザ・ヒーロー」「HiGH&LOW THE WORST」など数々のドラマや映画に出演。11月からは「6 from HiGH&LOW THE WORST」が日本テレビ系で放送予定。

【番組情報】

「僕らは恋がヘタすぎる」
ABCテレビ/テレビ神奈川
ABCテレビ 日曜午後11:55~深夜0:25
テレビ神奈川 火曜午後11:00~11:30
地上波放送終了後、Huluにて独占配信。※TVer、GYAO!での見逃し配信を除く

取材・文 ABCテレビ担当/Y・O 撮影/蓮尾美智子

© 株式会社東京ニュース通信社