成田空港、定期旅客便の空港使用料を一時減免

成田空港株式会社(以下、成田空港)は、成田空港において定期旅客便の運航を続ける航空会社に対し、「成田ハブ化促進インセンティブ」と「成田空港マーケティングインセンティブ」制度の一時停止、空港使用料の一時的な減免を決定した。

新型コロナウイルスの影響により定期旅客便の運航にさまざまな制約がある中、成田空港を発着する定期旅客便の運航回数、旅客数が著しく減少していることから、インセンティブ制度の適切な運用が困難な状況にある。そのため、2020年度以降の運用を一時停止。また、インセンティブ制度の運用を一時停止する間、空港使用料を一時的に減免することとした。

なお、定期貨物便については、定期旅客便と比べて新型コロナウイルスの影響が大きくないことから、現行インセンティブ制度の運用を継続する。

空港使用料の一時的減免の概要は、以下の通り。

1. 減免対象・減免額

●国内線定期旅客便:着陸料及び停留料の全額

●国際線定期旅客便:

小型機(最大離陸重量100トン未満): 1回の着陸につき3万円

中・大型機(最大離陸重量100トン以上): 1回の着陸につき7万円

2. 対象期間

●2020年4月から、旅客便運航回数が2019年度実績と比較して50%を上回り、定期旅客便運航の回復基調が見込まれるまでの間(国内線、国際線に分けて判断)

3. 単位期間

●減免額算出の単位期間は毎年度4月1日から3月31日の1年間

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