嵐の苦しい決断。「アラフェス」開催延期、そして無観客配信へ

Netflixは、嵐の活動休止までの1年間を追うオリジナルドキュメンタリーシリーズ「ARASHI’s Diary -Voyage-」。10月31日午後4:00から、第16話「OHNO’S Diary」に加え、第17話「アラフェス2020に向かう」を全世界独占配信する。

新たに生まれ変わった、東京・国立競技場で7年ぶりに開催される予定だった「アラフェス」。年頭から打ち合わせを重ねてきた嵐と、嵐のファンからのリクエスト曲で構成する“嵐のお祭り”の5月開催は、新型コロナウイルス感染拡大、そして政府の緊急事態宣言発令を受け、断腸の思いで延期を発表した。先行きの見えないコロナ禍の中、それでも懸命に「今、自分たちにできる最大限」を模索し、有人・無人の両パターンでの開催を想定するなど、準備を続けるメンバーたちに、無常にもタイムリミットが迫る。

無観客で実施せざるを得ない状況を告げられ、あらためて中止するか否かを問われる5人。静まり返った会議室に、櫻井翔の絞り出すような「やりたいなあ…やりたい」という言葉が染みわたる。どんなに厳しい状況にあっても、期限のある自分たちを応援してくれるファンのため、常に前だけを見て「何が最善か?」を考え尽くしてきた5人は、こうしてこの日、関係者、スタッフ、そして何よりファンの安全を守るため、無観客配信を決断した。「どれだけ魂込めてやるかってことじゃないかな…。本当はそこにみんながいてっていうのが当たり前だったけど、その当たり前が当たり前じゃなくなってる今、それをみんなにどう届けられるか…5人で」と、決意を新たにする松本潤。メンバーそれぞれがどれほどの覚悟で、この無観客配信ライブに向かうのか。その過程と思いが克明に映し出されている。

さらに、冒頭では「IN THE SUMMER」のミュージックビデオ撮影風景や、ブルーノ・マーズから提供されたことで話題となった「Whenever You Call」の音源を聴いた時の、かなりの手応えを感じて静かに高揚する5人の表情も切り取られている。

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