鎌倉随一の絶景!覚園寺の紅葉の見どころは?有料拝観は見逃せない

覚園寺の紅葉は色づきが良く、手入れの行き届いた庭園とお寺の風景がとても絵になり素敵です。

有料拝観のエリアは鎌倉アルプスと呼ばれるエリアで、こちらも美しい紅葉も絶景!そしてありがたいお話も聞けてご利益を頂けるので、なんだかお得感がありました。

ここでは覚園寺の紅葉の見どころや、覚園寺の有料拝観の内容の紹介、御朱印やアクセス方法までたっぷり紹介していきます(^^)

覚園寺の特徴

  • 絶景の紅葉
  • 黒地蔵縁日
  • 有料拝観では、住職さんが特別なエリアを案内してくれる

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覚園寺の紅葉の見どころ

覚園寺の紅葉は本当に綺麗です。

紅葉を見に色々お寺を回ったんですが、個人的には鎌倉で1番綺麗な紅葉だと思いました!

その理由としては、もみじの色づきがいい、紅葉・石の層塔・苔・手酌水が絵になる配置なので写真を撮って楽しい、紅葉が大きい(有料拝観エリア)からです。

もちろんタイミングや価値観がありますから、好みですけどね!でもおすすめなので、色々紹介していきますね(^^)

覚園寺の紅葉の見どころ

  • 庭園の紅葉と愛染堂と苔
  • 手酌水に映る紅葉
  • 有料拝観エリアの紅葉

ではでは、早速行きましょ〜(^^)

鎌倉宮の前のバス停で降りて、10分くらい歩くと覚園寺の山門に着きます。

1つめの見どころ、庭園の紅葉と愛染堂と苔です!
こちらは、愛染堂です。愛染堂には中央にご本尊の愛染明王像、その右側に不動明王像(試みの不動)、左側には阿あしゅく如来像が祀られています。見ごろは12月始めです。

赤や黄色、綺麗ですね〜!とっても色づきがいいです。地面の苔もいい味出してます。

石塔と紅葉も絵になりますね。何枚でも写真を撮りたくなります。

まことの鐘は1960年に第二次世界大戦中に、学徒出陣していった若者たちを祈念して作らました。

**2つめの見どころ、手酌水に映る紅葉です!
**覗き込んでみると…。

紅葉が綺麗に写り込んでいます。水からでも赤や緑がはっきりわかりますね。

無料で見れるエリアだけでも、大満足です!境内は広い訳でないですが、紅葉がぎゅっとしていい配置であるので、いい写真が沢山撮れます。

3つめの見どころ、有料拝観エリアの紅葉を見に行きます!

なんですが…。

こちらは写真撮影禁止なので、どんなところだったのか言葉で説明しますね!

 

有料拝観で見れる特別なエリアとは?

有料拝観に参加する場合、愛染堂の隣にあるこちらの建物で受付します。こちらで御朱印も受付ていて、お守りも販売しています。

こちらで受付を済ませたら、ツアーが始まる時間まで境内を見ながらゆっくり待ちます。ツアーは1時間に1回。所要時間は50分程度です。

【平 日】午前10時・11時/午後1時・2時・3時
【土曜、日曜、祝日】午前10時・11時・12時/午後1時・2時・3時
※雨天及び4月27日、8月1日〜8月31日、12月20日〜1月7日は、拝観を休止

時間厳守が絶対なんですが、ギリギリ時間に間に合わなくて次の時間まで待つのってちょっとしんどいじゃないですか。

そういう時は、まだ大丈夫ですか?と一応聞いてみると結構入れてくれます。私もツアー始まって10分くらい過ぎてから、住職さんに声を掛けてもらって参加することになったので意外と行けます。

ツアーの開始は愛染堂前から始まり、それから受付の横から特別なエリアに入って行きます。入って少し歩くと本堂薬師堂があるんですが、そこまでの道のりで外と雰囲気が全然違うことに気づきます。

特別エリアは広々としていて、綺麗な苔が生えています。そして大きな木々があって、紅葉しているものも。神聖で、でもなんだかのんびりとしていて、独特の雰囲気。

本堂薬師堂の左手前には、樹齢650年以上と言われている鎌倉最大の立派なマキがあります。

①本堂薬師堂

本堂薬師堂に着いたら説明が始まります。

薬師堂は木造でできていて、1218年に北条義時が建てた大倉薬師堂が始まりです。ただ火災で燃えてしまい、1354年に再建され、1689年に改築したと言われています。

本堂薬師堂は大きくないけど、沢山仏像が祀られています。ご本尊は薬師如来で、高さ1.8mもあり存在感があります。右側に日光菩薩、左側に月光菩薩が祀られていています。

そして薬師如来の前には、開山の智海心慧上人像、左側には「おびんずる様」が祀られていて、自分の身体の悪い部分と同じ場所を撫でて治ると言われています。

壁の両端には十二神将像がいて、右側に干支の子、丑、寅、于、辰、巳 。左側に午、未、申、酉、戌、亥 が祀られています。十二神将像は表情がそれぞれ違って、迫力があります。

さらに右奥には鞘阿弥陀(阿弥陀如来坐像)が、左手の奥には三体の伽藍神が祀られ建物を守っています。本当に沢山の仏像が祀られています。説明が終わると、お参りをすることもできます。

②大きな紅葉

次の目的地に行く前に、大きな大きなもみじがあります。とても雰囲気のあり、絶景です。さすが鎌倉アルプス!ツアーは一方通行なので、この景色は後でもう一度見ることはできません。なのでここでしっかり目に焼き付けておきましょう!

③旧内海家

次は、旧内海家です。こちらは1706年に鎌倉市の手広建てられ、昭和56年に移され保存されています。

中にはかまどや、囲炉裏があり、畳張りの昔ながらの古民家です。畳の上に上がることはできませんが、土間でまで入れてそこで説明を聞きます。外には紅葉が綺麗に見えて、家の中からの景色も素敵です。

立派な茅葺き屋根なんですが、この茅葺を守るためには約70年に一回は茅葺を交換しなくてはいけないそうです。そしてたまに火を焚いて、その油で茅葺を守るメンテをしていて、結構大変のようでした。

さらにここでは、次に巡るやぐらの十三仏のお話があります。

ざっくりその話を説明すると、人は死ぬと地獄や天人界やなどいくつかの場所に送られます。もちろん地獄は大変な場所ですから、行きたくない場所です。その行く場所を分ける神様がいます。

日頃の行いがいい人は、天人界に行けますし、日頃の行いが悪い人は地獄に行きます。でも親戚などが沢山お参りなどをしていると、助かることもあります。逆にいい人でも悪い人が周りにいると、地獄に落ちてしまうことも。

そんな人情味のある神様ですから、死んでから初対面で会うより生きているうちに沢山お参りして顔見知りになっておいた方が、行き先を分けられる時に有利になる。

だから生きているうちに沢山徳を重ねて、お参りをしておくといいんだよ、と言う話でした(解釈が間違ってたらごめんなさい)。

④やぐら

暗いやぐらの壁には、十三の仏様が祀られています。ここでは住職さんと一緒にお参りをします。すると1年間お参りしたと同じご利益があるそうです。なので沢山お参りしているので、天人界に行ける可能性も高くなるそうです!

⑤黒地蔵

最後は、黒地蔵で知られる地蔵菩薩立像。唇の形が力強く表現されているのが特徴です。

人は地獄に落ちると、地獄の釜の沸騰した湯に入らなければ行けません。それはひどい苦しみです。黒地蔵は自分が地獄の釜の火を焚く役目を引き受けて、湯の温度を下げ、地獄に落ちた人の苦しみを和らげたそうです。

なので、すすで黒くなってしまい黒地蔵になったのです。他の人が何度綺麗にしても、毎日火の番をしに行くので次の日には黒くなってしまいます。

そんな黒地蔵にお参りすると、無業息災のご利益が頂けます。住職さんとみんなでお参りします。

これでツアーは終わりです。最後住職さんが、「このツアーに参加すると1年分お参りしたご利益と、無業息災のご利益と2つのご利益が頂けます。お得なツアーでしょ!」と言ってました。

そう言われるととってもお得な気分になりました!住職さんのお話は、堅苦しくて面白くないイメージを持つ人もいると思いますが、そんなことはなく、わかりやすく、冗談を交えながら話してくれます。なので、私は楽しくお話を聞くことができました!

若い人はほぼ参加していないですが、別に参加しておかしくはありません。ぜひ住職さんの話を近くでゆっくり聞いて、2つのご利益をもらってきてくださいね(^^)

千躰地蔵は、黒地蔵縁日に参拝できる

ツアーでは参拝できませんが、山際には千躰地蔵があります。ここは20~30cmのお地蔵様を祀ったお堂で、8月10日の黒地蔵縁日に亡くなった方を供養する儀式があります。

黒地蔵縁日は8月10日

黒地蔵盆では、亡くなられた方々へ気持ちや願いを運びとどける縁日として、施餓鬼法要がおこなわれ毎年多くの人が訪れます。

千躰地蔵のお地蔵様を黒地蔵の分身として、1体を借りて家で供養する人もいます。願いが叶うと新しく1体を作って供え、3年間お参りを繰り返します。

黒地蔵盆に参加したい場合は、8月10日の夜12時、つまり9日の夜に覚園寺に行くと参加できます。参加したい場合は、覚園寺に連絡した方がいいそうです。

出店が出るようなお祭りではなく、亡くなった方がいる人が来たりする祈りの場所です。飲食と写真撮影は禁止です。

あじさいの時期やコンサートも要チェック!

覚園寺は紅葉も綺麗ですが、あじさいや桜、蓮子も綺麗です。

雪の覚園寺や、新緑の覚園寺の趣がありますので、それぞれの時期に良さがあります。

そしてコンサートなどのイベントも行われているので、小まめに公式ホームページをチェックしてくださいね(^^)

 

御朱印やお守りについて

御朱印は4種類あります。

①本堂薬師堂の「薬師如来」の御朱印
②鎌倉二十四地蔵霊場第三番「黒地蔵尊」の御朱印
③弘法大師相模二十一ヶ所霊場第三番「通照金剛」の御朱印
④鎌倉十三仏「阿閃如来」の御朱印

集めているものがなければ、本堂薬師堂の「薬師如来」の御朱印を貰いましょう。御朱印帳は、寺名が入ったシンプルな御朱印帳など3種類販売しています。

覚園寺のお守り

覚園寺には、黒地蔵尊しゃもじ、黒地蔵身代わり守り、薬師如来守護守りなどがあります。道のお守りには裏には幸と刺繍されていて、これから進む「道」の行く先に「幸」ありますようにと言う願いが込められています。

ちょっと変わっているのが、腕輪守りです。一つ一つ手作りで47種類の顔があり、裏側には漢字一文字で仏様からのメッセージが込められていて、必要な時に優しく厳しく元気付けてくれます。必要な顔に出会えるように住職さんが念じて、お堂で受け取ります。

おみくじや絵馬は、見かけなかったのでないと思います。

 

覚園寺周辺のランチ

バス停から覚園寺に行く途中に、「手打ちそば処 鎌倉武士」という蕎麦屋さんがあります。評判が良く、こだわりのお蕎麦が食べれます。

そして冬にゆずを使ったお蕎麦が食べれるので、紅葉の時期の楽しみですね。

覚園寺の近くにはランチできる場所はほぼないですが、鎌倉宮の周りにはランチできる場所がいくつかあるので、蕎麦以外をたべたい時はそちらも覗いてみるといいかもしれません。

覚園寺の見どころ まとめ

覚園寺は紅葉だけでなく、ありがたいご利益が頂けるお寺です。

有料拝観とかツアーとか、めんどくさくない?と思うかもしれません。私も始め50分とか長いし、写真撮れないし、めんどくさいし有料拝観しない予定でした。

でも住職さんに、「鎌倉アルプスの紅葉今が見頃だよ!絶景だよ!」とそそのかされ(?)行って見ることにしました。結論としては、行って大正解でした!

住職さんのお話も面白いので、ぜひ参加してみてくださいね(^^)

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