第63次長期滞在クルー、196日の滞在を終え帰還 ISSでDemo-2の飛行士を迎えた

©株式会社sorae

(Credit: NASA)

日本時間10月22日、ソユーズ宇宙船が3人の宇宙飛行士を乗せて地球に帰還しました。

ソユーズは国際宇宙ステーション(ISS)を離れた後、大気圏に再突入し、パラシュートを開いてカザフスタンに着陸。船内には、NASA(アメリカ航空宇宙局)のクリストファー・キャシディ飛行士とロシアのイヴァン・ヴァグナー飛行士、アナトーリ・イヴァニシン飛行士が搭乗していました。3人の飛行士は、簡単なメディカルチェックを受けた後、NASAの飛行士は専用機でアメリカ・ヒューストンへ、ロシアの飛行士は宇宙関連施設が集まるロシアの「星の街(スターシティ)」へそれぞれ向かいました。

3人の飛行士は、第63次長期滞在クルーとしてISSの運用を行い、約196日間滞在。滞在期間中には5月から8月にかけて実施された新型宇宙船クルー・ドラゴン有人テスト飛行「Demo-2」のロバート・ベンケン飛行士とダグラス・ハーリー飛行士を迎えました。「Demo-2」は、10年ぶりに「アメリカの土地からアメリカが製作した宇宙船とロケットでアメリカの宇宙飛行士を打ち上げる」という歴史的なミッションでした。また、ベンケン飛行士とキャシディー飛行士は船外活動を行い国際宇宙ステーションのバッテリーを交換しています。

左からクリストファー・キャシディー飛行士、アナトリー・イヴァニシン飛行士、イヴァン・ヴァグナー飛行士(Credit: NASA)

第63次長期滞在クルーがISSを離れた後、運用体制は第64次長期滞在クルーに引き継がれます。クルーの一部は、11月頃スペースX社の有人宇宙船クルー・ドラゴン運用1号機「Crew-1」に搭乗し、ISSへ向かう予定です。そして、この長期滞在ミッションでは日本の宇宙飛行士である野口聡一飛行士も参加し、いよいよ活動が始まる見込みとなっています。

Image Credit: NASA
Source: NASA
文/出口隼詩