『銭洗弁財天 宇賀福神社』正しいお参り方法で、金運アップせよ♫

銭洗弁財天宇賀福神社は銭洗弁天と呼ばれ、お金を洗うと金運が上がると言われているパワースポットです。

ここでは銭洗弁天の見どころや、独自のお参り方法や、アクセス方法などを紹介します。

銭洗弁財天に行くことを楽しみにして欲しいと思っているので、この記事がみなさんの参考になれば嬉しいです(^^)

銭洗弁財天宇賀福神社と言えば

  • お金を洗って金運アップ!
  • 源頼朝が建てた歴史ある神社
  • 水にまつわるパワースポット

 

銭洗弁財天の正しい参拝方法

 正しい参拝で金アップ!

一般的な神社は手水舎で清め、お賽銭、二礼二拍手一礼…といった流れで参拝すると思います。

銭洗弁財天はそのような一般的な神社とは異なる部分があります。簡単に紹介するので、事前に必要なものなど確認しておくと良いですよ。

参拝方法

①手水舎
②社務所:線香とロウソクを購入(100円)・銭洗用のざるを借りる
③本社:参拝・本社隣の燭台に社務所で買ったロウソクを捧げる
④香炉:燭台の大ロウソクから火をもらい線香を香炉に捧げる・煙を浴びる
⑤奥宮の社:参拝
⑥奥宮:お待ちかね!ざるでお金を洗う

おみくじなどが売っている横で、ローソクと線香がこのように売られています。100円納めて線香、ローソク、ザルの3点セットを持っていきましょう。

ザルにお金を入れて、柄杓で水をかけて洗います。

ざるでお金を洗った後、「どうやってお札をしまおう?」と悩む方が多いのですが、正解は自然乾燥です。

あまりにびしょびしょでどうしようもない方は、ハンカチやタオルとかで水分を取り、自然乾燥すると良いですよ。ちなみに、お札の端だけ洗えば大丈夫です。

また、洗ったお金は大事に取っておきたくなってしまいますが、使うのが正解です。「使ったお金は巡り巡って何倍にもなって自分の元に帰ってくる」と言われています。遠慮せずに使いましょう

お供え物は、生卵

お社にある卵を奉納するケース。この中に納めます。

私は未経験ですが、生卵を奉納するという参拝方法があります。本殿銭洗弁財天の使いが白蛇であることから、生卵を奉納しながら神社内を参拝するとご利益があるとか。

卵は5個300円で売店で売っています。銭洗弁天には5つのお社があってそれぞれお供えします。

参拝時の持ち物

  • お線香とロウソク代100円
  • お金洗った後に手やお金を拭くためのタオルやハンカチ
  • 参拝の時のお金(御縁がある5円や、十分に御縁がある15円とか…)
  • 生卵300円(奉納する方のみ)※売店で買うのもあり

私が行ったときには、預金通帳をジッパー付きの袋に入れて洗っている方がいました。

なるほど!そんな手が!!と思いましたが、よく考えたら私は預金通帳は貯めるために使ってることが多いな~と思い、我に返りました。

拝観料は志納、それ以上に大切なのは…

拝観料は志納です。志納は一般的に100~500円くらいと言われています。1000円志納したら多い方だと思ってくださいね。

個人的に気になるのは、拝観料よりお礼参りです。金運アップを願って銭洗弁財天に来る方は多いのですが、その後お礼参りをしている方はどれくらいいるんでしょう?

金運が上がったと感じたとき(給料が上がったとか、宝くじが上がったとか)に、お礼をしに行くことが大切なんじゃないかと思っています。

「金運上げて~」ってお願いして良いことがあったら「金運上げてくれてありがとう~♡」って言いに行けたら良いですね。

そして志納!完璧です。きっとまた金運上がりますよ。

 

歴史を紐解こう

銭洗弁財天の歴史は鎌倉時代から始まります。鎌倉の地にあるので覚えやすいですね。

いつ誰が銭洗弁財天を建てたのか、銭洗いの風習はいつから始まったのかなど、知っておくとより銭洗弁財天が楽しくなります。

銭洗弁財天でお金を洗って帰るんじゃもったいないですよ~。歴史と共に銭洗弁財天を堪能しましょう。

銭洗弁財天はいつできたの?

文治元(1185)年の巳の月、巳の日、巳の刻。源頼朝が夢で老人に姿を変えた宇賀福神からのお告げを受けます。

「西北の仙境に湧く水を祭ると天下泰平になる」

これは、「この地に湧き出す水で神仏を供養すれば、天下泰平の世が訪れる」。という意味です。

頼朝は夢の通り、この地(佐助ヶ谷)の岩壁から霊水が湧いているのを見つけ、宇賀福神を祀りました。その後、世の中の混乱が収まったと言われています。

ちなみに1185年は巳年です。この頃といえば、ちょうど鎌倉幕府が成立する頃ですね。

銭洗いはいつ始まったの?

正嘉元(1257)年、巳年。5代執権の北条時頼がこの霊水で銭を洗って一族の繁栄を祈ったそうです。そして、その願いが叶ったことからこの風習が世間一般に広まりました。

800年近く前からこのような風習が続いていたんですね。このような理由から、巳の日は銭洗弁財天の縁日とされています。入り口に提灯が飾られますよ。

 

銭洗弁財天の見どころ

本社

市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀っています。奈良時代に日本の神様と仏教の信仰が融合しました。これを神仏習合と言います。この時に、市杵島姫命と弁財天が同一視されるようになりました。

というのも、お二方には共通点があったからなんです。

市杵島姫命と弁財天の共通点
・美女
・水の神
・芸能や学問に秀でている

奥宮

奥宮は銭洗いができる場所です。こちらには宇賀福神が祀られています。

宇賀福神は頭は人、身体は蛇という姿の穀霊神や福徳神です。見た目がちょっと怖いのですが、人々にとって必要な神様として信仰されていました。宇賀福神も市杵島姫命と同じように弁財天と同一視されていました。

奥宮の湧水は銭洗水と言います。江戸時代に編纂された「新編鎌倉志」では鎌倉五名水として記されています。

 

入り口

初めて行く方は「え?洞窟?」と驚くかもしれません。洞窟の中を通って神社の中に入ってきます。

正直もうこれだけでだいぶワクワクです。私、毎回ワクワクしながら通ります。たくさん歩いて、やってきた神社が洞窟とかなんかすごい感じしません?隠れ里と言われるだけありますよね。

鳥居

いくつもの鳥居が並んでいるのですが、この鳥居は銭洗弁財天のご利益があった方が奉納したものです。鳥居の数が銭洗弁財天のパワーを表現してくれています。ご利益にぜひともあやかりましょう。

七福神社

七福神の恵比寿、大黒、毘沙門、弁才天、福禄寿、寿老人、布袋が祀られています。七福神は言い換えると神様7人のグループなんですが、以前は3人だったり5人だったりしたこともあるみたいです。

しかもこの神様たちは国とか宗教とかバラバラ(笑)。つまり、「それぞれの分野活かしてみんなをハッピーにしようぜ」的なノリで各地から集められたの神7…いえ、七福神です。

このような神様たちが祀られていると思うと、七福神社でお参りは楽しくなってしまいますね。

下之水神宮・上之水神宮

七福神社の先を進むと、下之水神宮が見えてきます。下之水神宮には、一条の滝と池がありとても神聖な場所です。

そこで泳いでいる錦鯉は奉納された鯉だそうです。鳥居だけでなく錦鯉まで奉納されていて、とても愛されている神社だなと実感します。

下之水神宮の先には、上之水神宮があります。こちらには水波売神(ミズハノメノカミ)という水の神様が祀られています。水の神様とは、いかにも銭洗弁財天っぽいですよね。

売店で一休みしよう

銭洗弁天では、特製串団子や甘酒、わらび餅など色々な食べ物が売っています。近くにベンチもあるので、売店で買ってベンチでゆっくり休憩できます。

なんと、鎌倉ビールも販売されています。急な坂道を超えて来たご褒美ですね。

 

隠れ里の御朱印と銭洗弁財天らしいお守り

御朱印

御朱印は銭洗弁財天の御朱印をもらうことができます。「鎌倉五名水」の印と「かまくら隠れ里」の文字が入る、とってもかっこいい御朱印です。

御朱印授与について
授与場所:授与所(社務所)
授与時間:8:00~16:00
初穂料:300円

御朱印帳

御朱印帳はオリジナルの物があり、紺色を基調として金色の刺繍がほどこされていてなかなか渋めです。1200円で買うことができます。

お守り

商売繁盛や安産、学業、幸運などの様々なお守りを取り揃えています。その中でも特徴的なお守りを紹介します。

御宝銭・おたから小判 300円

お財布に入れるとお金に困らないと言われているお守りです。小判をモチーフにした銭洗弁財天らしいお守りです。

願いがかなう茄子守 500円

「物事を成す」にかけて縁起がある、と言われている茄子のお守りです。ももいろクローバーZの高城れにさんが茄子が好きで、この茄子守をブログに載せてから話題沸騰!今や大人気のお守りです。

お守りや絵馬を買うと、なんとその場で火打ち石でお浄めをしてもらえます!石を2つカチカチと擦って火花を出すやつですね。お守り300円だし…ちょっとやってもらいたくなっちゃいますね。

おみくじ

銭洗弁天には、いくつかおみくじがあります。

運気上昇みくじ、大金像みくじ、とんぼ玉みくじ、扇子みくじなど。全部運気が上がりそうで気になるんですが、その中で一際目立つのが水みくじです。

水みくじはおみくじコーナーとは別の場所に、ひっそりとあります。

何でも鎌倉五名水、龍神様の神水におみくじを浸すと、文字が浮かび上がってくる仕組みになっています。龍神様の神水ってなんか気になりますよね。

こちらが龍神様。龍神様は本社の裏にいます。ただらなぬ雰囲気。銭洗弁天ならではのおみくじだと思うので、ぜひやってみてください。

  

銭洗弁天の楽しみ方 まとめ

見どころがありすぎるので、最後に特に伝えたいことだけまとめると…

銭洗いをするときは、もちものを確認して正しい参拝方法でお金を洗うようにしましょう。ご利益は正しい作法から。

歴史は鎌倉時代からです。「源頼朝と北条時頼のおかげで今の風習が伝わっている」というロマンを感じながら観光をするとより一層楽しくなりますよ。

良い思い出になって、あなたの心に残ったら嬉しいです。

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