渡名喜沖、9キロのカッポレ

 10月13日、サンノリー2のスタッフと常連客のメンバーの沖釣りに同行し取材した。

 那覇を出船して2時間ほどで渡名喜島沖のポイントに到着した。メンバーはジギングやテンヤ仕掛け、泳がせ釣りなど思い思いの仕掛けで釣り開始。

 ジギング仕掛けにはシロブチハタやナガジューミーバイやミミジャー、タイクチャーマチなどがコンスタントに釣れ、ダブルヒットやトリプルヒットの連発も何度かあり、メンバーは笑いが止まらなかった。

 前日までに船長が船のいけすで生かしておいたグルクンを餌にして、海を泳がせ釣りをしていた下里悠さん。午前10時に大物のアタリがあった。

 竿がしっかり引き込まれるのを待って、アワセを入れると、竿にググッーと重さが加わった。

 巻き上げの途中で何度も大きく抵抗し9キロのカッポレが上がってきた。方言でクロガーラと呼ばれるこの魚は引きも強く、食味も良いので釣り人憧れの魚だ。

 再びグルクンを餌に仕掛けを下ろして間もなく、再び下里さんに大物がヒット。

 魚の引きを楽しみながら巻き上げると、海面に7キロのクルバニーアカジンが浮いた。おいしい魚の連発に、笑いが止まらない下里さん。

 後半戦も期待したがサメの猛攻に合う。大物は最初に釣った2匹に終わったが、中小物はコンスタントに釣れ秋の沖釣りを満喫した。蓮太丸(電話)090(3076)7831。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

© 株式会社琉球新報社