「ながさき井戸端パーティー」 長崎市がイベント情報HP開設 

ながさき井戸端パーティーのポスター(長崎市提供)

 新型コロナウイルスの影響で地域の行事やイベントが自粛傾向にある中、長崎市は地域交流を目的とした活動を紹介する取り組み「ながさき井戸端パーティー」を始めた。情報を収集、発信する専用ホームページ(HP)を開設し、活用を呼び掛けている。
 名称は井戸端会議に由来し気軽に交流してもらう。市内で開かれるイベント情報を公開し、長崎で暮らす人、働く人、学ぶ人らが互いに顔見知りになることを目指している。情報は専用ページの地図上で表示され、利用者が地域や日程のほか「食べる」「つくる」「学ぶ」「ボランティア」など項目別に検索する仕組み。
 情報を発信したい人は催しの概要や対象、申し込み方法などの必要事項を投稿。市の担当者の確認後、無料で掲載される。情報は印刷してチラシとしても活用できる。公園など公共施設を使用する際の申請方法なども紹介している。
 イベントの開催地域は市内限定だが、市民以外の参加や情報発信も可能。田上富久市長は23日の定例記者会見で「これまで地域と接する機会が少なかった方や子育て世代の方などに情報を探してもらい、気軽に足を運んでほしい」とPRした。

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