ジェイナ・リー・オルティス&ジェイソン・ジョージが「STATION 19」の見どころを語る!

日本でも大人気の医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」のスピンオフドラマ「STATION 19」。ヒロインの女性消防士・アンディを演じるジェイナ・リー・オルティスと、同僚・ベン役のジェイソン・ジョージが、番組の見どころや役柄の魅力などについて語ってくれた。

勇敢な消防士のチームの公私にわたる日常を描いていく

── 「STATION 19」はどのようなドラマですか?

ジェイナ 「一言で言うならば『グレイズ・アナトミー』の消防士版ね。『グレイズ・アナトミー』ファンならきっと気に入ってくれるはず。勇敢な消防士のチームが主人公で、彼らの公私にわたる日常を描いていく。登場人物はみんな魅力的だし、恋愛や友情の物語も波瀾万丈で、なおかつアクションまで盛り込まれているのよ」

ジェイソン 「あとはユーモアもね。中でもアクションの多さは大きな特徴だ。彼らは次々と起きる火災や事故の現場へ飛び込んでいく。美男美女が寝食を共にして仕事をするわけだから、当然ながらいろいろなことが起きるはずだよね(笑)」

── 主人公のアンディについて教えてください。

ジェイナ 「父親が消防署の隊長で、いわば消防士の第2世代に当たる女性。かなり気が強そうに見えるけれど、実はすごく純粋で繊細なところもある。消防士チームのリーダーにして戦士、人一倍の努力家で物事をハッキリという性格。リアルな現代女性だと思う。私も彼女みたいになりたいと思って演じているわ」

── 役作りで工夫したことは?

ジェイナ 「出演が決まってすぐに父親へ連絡したら、知人を介して本物の女性消防隊長を紹介してもらったの。実際に消防署へ行って案内してもらった。そこで、自分も消防士の感覚を理解したいと考えて、実際に消防士の能力テストを受けたのよ。結果的に合格したのだけれど、すごく大変だったし素晴らしい経験だった。消防士がいかに過酷な職業なのか、身をもって体験できたわ。テストでは火を使うことはなかったけど、汗みどろになってしまった。アドレナリンが噴出するという感覚がよく分かったわ」

── 一方のベンは「グレイズ・アナトミー」の登場人物でしたよね?

ジェイソン 「どうやって外科医から消防士に転職したかって?(笑)。確かに疑問だよね。彼はもともとアドレナリン中毒なところがあって、それが原因で何度かトラブルに巻き込まれてきた。『グレイズ・アナトミー』のエピソードで、彼は友人を助けるために火の中へ飛び込んだんだ。本当は火が怖いんだけれどね。しかし、そこでアドレナリンが湧き上がったことで、彼はこう考えたんだ。人助けの役に立つのなら、アドレナリン中毒も悪くないんじゃないかって。そういうわけで、彼は消防士として人命救助に当たることになったんだ」

── 「グレイズ・アナトミー」と同じくションダ・ライムズの製作ですが、彼女のドラマはなぜ世界中でヒットしているのでしょう?

ジェイナ 「ションダの集める脚本家チームはみんな才能があって、誰もが共感できるキャラクターを作り上げているからだと思う。『グレイズ・アナトミー』だけに限らず、ションダが作るドラマでは、魅力ある登場人物の存在がとても重要なの」

ジェイソン 「キャラクターに人間的な真実味があるんだよね。それが医者にせよ消防士にせよ、人命を救う英雄たちがさまざまな局面で究極の選択を迫られて苦悩する。その様子をテレビで見る視聴者もまた、自分ならどうするだろうかと考えさせられる。そこが魅力なんだ」

【プロフィール】

ジェイナ・リー・オルティス Jaina Lee Ortiz
1986年11月20日生まれ。米・カリフォルニア州出身。ドラマ「ローズウッド~マイアミ私立検視ラボ」(2015~17年)でブレーク。


ジェイソン・ジョージ Jason George
1972年2月9日生まれ。米・ヴァージニア州出身。「グレイズ・アナトミー」(2005年~)に続いて医師・ミランダの夫・ベンを演じる。

【番組紹介】

「STATION 19シーズン1
11月3日スタート
FOX
火曜 午後10:00~11:00ほか(字幕/全10話)

シアトル市消防局第19分署に所属する消防士たちが、苦悩や迷いを抱えながらも仕事に恋愛に全力投球して成長していく。本家「グレイズ・アナトミー」のドクターたちもゲストで登場。アメリカではシーズン2の放送中にシーズン4までの製作が決まったという大ヒット作。

文/なかざわひでゆき

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