暴力団排除、動画で啓発 県警が制作

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 来年1月に改正県暴力団排除条例が施行されるのを前に、富山県警は23日までに、暴力団と飲食店の間での「みかじめ料」の授受など、罰則対象となる行為を寸劇で紹介する啓発動画を制作した。県民に新たなルールを知ってもらい、暴力団との接点を持たないように促すのが狙い。暴力団の資金源を絶ち、撲滅への機運を高める。

 動画では、県警組織犯罪対策課の警察官3人がスナックのマスター、客、暴力団員をそれぞれ演じ、みかじめ料と用心棒料の授受について店側と暴力団員双方に「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科されることを説明している。

 改正条例が施行されると、富山市桜木町、富山駅前、高岡駅前が暴力団排除特別強化地域に指定されることも紹介した。

 県警は同日、改正県暴力団排除条例の周知を図るため、暴力団追放大使を務める大相撲の大関朝乃山(富山市呉羽町出身)を起用したチラシを作製した。立ち合いの写真に「押し出せ暴力団!」の文字が添えてある。A4サイズで、5千枚用意した。県内の警察署や企業などに配布する。

 県警組織犯罪対策課によると、県内では昨年末時点で暴力団4団体260人が活動している。湊勇市課長は「構成員は減少傾向にあるが油断はできない。県民一丸となって徹底的に排除していきたい」と述べた。