北関東道 笠間PAにスマートIC 25年度開通目指し検討

©株式会社茨城新聞社

スマートICの新設候補地に選定された笠間PA=笠間市上加賀田

国土交通省は23日、笠間市上加賀田の北関東自動車道笠間パーキングエリア(PA)を自動料金収受システム(ETC)搭載車専用のスマートインターチェンジ(IC)新設候補地に選定した。周辺における交通渋滞緩和など観光誘客へ向けた利便性向上のため、笠間市は来年度の新規事業化や2025年度までの開通を目指し、国や県などと検討を進める。

国交省が同日、高速道路会社への事業許可を発表し、笠間PAでスマートICの「準備段階調査」を行う事業を採択した。同市は今後、県や国、東日本高速道路とともに準備会を立ち上げ、周辺道路や施設の整備計画、具体的なICの位置、整備費用の負担区分、管理運営方法などを検討していく。

同市では笠間焼の祭典「笠間の陶炎祭(ひまつり)」(今年は新型コロナウイルスの影響で中止)などを中心に例年多彩なイベントが開かれ、年間約370万人の観光客が訪れる。主要な幹線道路となる国道355号や同50号の交通渋滞を背景に、市は18年から笠間PAへのスマートIC整備を検討。今月8日には山口伸樹市長らが国交省を訪れ、整備へ向けた要望書を提出している。

市の計画によると、「笠間PAスマートIC」(仮称)は民間ゴルフ場の進入路活用を検討。国道355号沿いに来秋完成予定の重点道の駅とも連携し、交通のアクセス性を高めることで市内へのさらなる誘客を図る方針。

採択を受け、市建設課は「これから着実に計画を進め、できる限り早期の整備が実現するよう努力したい」とした。

このほかスマートIC整備の新規事業として、現在水戸方面のみ開通している常磐自動車道三郷料金所(埼玉県三郷市)のフルIC化も採択された。