「さくらの親子丼」で好演中の新川優愛。プライベートでの夫婦間のルールを明かす

真矢ミキ主演のフジテレビ系連続ドラマ「さくらの親子丼」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)に出演している新川優愛が、演じる役柄への思いや、自身の家族との向き合い方について語った。

本作は、虐待や育児放棄、親の失踪などさまざまな事情で家族と一緒に暮らすことができない子どもたちが、一時的に避難する民間子どもシェルター「第2ハチドリの家」を舞台に、彼らと向き合う九十九さくら(真矢)の奮闘を描く、苦難と希望のヒューマンドラマ。

シリーズ第3弾となる今作から、新キャストとして参加する新川は、正義感の強さ故にたびたび子どもたちと対立してしまう若手弁護士・宮部雪乃を熱演中。雪乃については「とても真っすぐな人です。経験不足と若さ故、人と衝突してしまうことも多いのですが、子どもたちとぶつかった時にどうしてこうなってしまったのかを考えることのできる愛情の深さも持ち合わせています」と印象を語る。

また、「弁護士の役なので、裁判の時のセリフが難しく、情報量も多いので苦労しています。『第2ハチドリの家』の子どもたちと向き合う時間は楽しくて、待ち時間に子どもたちがはしゃいでいる様子を見ていると元気が出ます。最初は10代の子たちの会話の中に私が入っていいのかなとちゅうちょしていましたが、今は楽しく交じっています(笑)」とすっかりなじんでいる様子。

初共演となる真矢に関しては「全部を包み込んでくれるような、包容力のある方」としたうえで、「以前真矢さんが、旦那さまが出張中でロケ地にワンちゃんを連れていらしたことがあって。『(ワンちゃんは)何歳ですか?』と聞いたら『犬!? 旦那!?』って。そんなやりとりがありました(笑)。その後すぐにシリアスなシーンがあったのですが、思わず和んでしまいました。私もイヌを飼っているという話をすると『ワンちゃん同士対面させてみたいね』と言ってくださいました」とエピソードを明かした。

さらに、新川の家族との向き合い方や夫婦間でのルールについては「唯一のルールはどちらかが家にいない時に自宅を出る時も『行ってきます』、そして先に帰ってきた方は『帰りました』という連絡をすることです。このご時世、何があるか分からないですし、そのメッセージを見るだけで安心できます」と幸せそうだ。

さくらにとっての親子丼のような、自身の思い出の味は「祖父がいろいろなスパイスを使って、お昼から夜までずっと煮込んで作ってくれたビーフカレーです。翌日はチーズを入れてリゾットにしてくれたり、私が辛いのが少し苦手なのを知っていたので、いろいろと工夫してくれました。祖父はもう亡くなってしまったので、レシピを教えてもらっていればよかったなあと思います」と思いをはせた。

最後に、「今の時代、悩んでいる方、つらい思いをされている方もたくさんいらっしゃると思います。このドラマを見ていただいた方が、温かい気持ちになってくださるといいなと思っています」とメッセージを寄せた。

10月24日放送・第2話では、さくらのもとに、以前シェルターにいた子どもからSOSの連絡が入る。悪質な風俗にスカウトされている西川夏美(西本まりん)を救ってほしいと言われ、会うことに。一方、雪乃は自分の意思で自宅に戻った阪巻梨花(永瀬莉子)を心配し、説得しようと奮闘する。

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