糖質オフ商品(加工食品)、シリアル類の需要拡大が後押し市場は前期比プラスで好調

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新型コロナウイルスの感染拡大によって、健康に対する意識はこれまで以上に高まっている。感染症から身を守るためにも健康でありたいと考え、機能性商品を活用する消費者が増えていることが市場動向でもうかがえる。そこで今回は、「健康・機能性市場トレンド2020秋・冬」と題して、顕著な動きのあった4つのカテゴリーを取り上げてレポートする。

糖質オフ商品(加工食品)

シリアル類とその他水物の2カテゴリーに集中

【対象商品】加工食品で、かつ登録商品名に”糖質”が含まれる商品

「おいしく楽しく適正糖質」を推奨する食事法「ロカボ」の普及により、糖質オフ食品(加工商品)が増え、市場は安定的に好調を維持している。2019年8月~20年7月までの金額推移をみても前年比プラスが続いている。

構成比でいえば、「シリアル類」が最も高く、僅差で「その他水物」が続く。「その他水物」とは、こんにゃく粉とおからパウダーでつくられた紀文食品の「糖質0g麺」シリーズが代表的だ。多くのカテゴリーで糖質オフ商品が出現しているものの、これら上位2カテゴリーで約40%を占め、集中度が高まっている。3位の「畜肉ハム」、5位の「ベーコン」は前年比微減傾向で、全カテゴリーが好調というわけではない。

i-stock/VeselovaElena

低調だった「シリアル類」が3月以降、好調に転じているのはコロナ禍による影響だ。外出自粛から家庭で過ごすことが増えたため、栄養バランスに優れ、簡便性・保存性が高いシリアルが再評価されたと推測できる。量が調節でき、使い勝手もよい。朝食だけでなく、子供のおやつやリモートワーク中の間食など食シーンが広がっているようだ。

また、グラノーラを含む大人向けシリアルにバリエーションが増えていることも、好調を後押ししている。具材や味、形態が多様化し、気分に合わせて選ぶ楽しさがますます可能になった。これにより、これまで食べていなかった人や中止していた人の需要を掘り起こしたとみられる。

【対象商品】加工食品で、かつ登録商品名に”糖質”が含まれる商品

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「フルグラ糖質オフ」が首位サラダチキンも健闘

【対象商品】加工食品で、かつ登録商品名に”糖質”が含まれる商品

20年7月ランキング1位となったカルビーの「フルグラ糖質オフ」が単品で金額構成比13.4%を占めており、一人勝ちの状態だ。前年比146%と大きく伸長しているのもコロナ禍の需要拡大の影響と推測できる。

トップ20の中で特筆すべきは、「その他加工肉類」に分類されるサラダチキンの健闘だろう。7位、8位、11位に伊藤ハムの「糖質0サラダチキン」シリーズが、13位にプリマハムの「糖質0サラダチキンハーブ」がランクインしている。外出自粛による運動不足もあって、たんぱく質を積極的に摂取したいが糖質は控えたいという思いと、そのまま食べられる簡便性が支持され、購入につながったと考えられる。

なお、新商品は「その他水物」でみられるが、トップ20圏内には入っていない。ほかのジャンルにおいても活発に新商品が発売されている状況ではない。

この特集はこれで終了です。

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