〈馬毛島問題〉西之表市長が知事に「反対」 4町長は意見交換会で賛否示さず 

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馬毛島に関するこれまでの経緯を塩田康一知事(左)と関係4町長に説明する八板俊輔西之表市長(右から2人目)=23日午後10時8分、鹿児島市の県庁

 西之表市馬毛島への自衛隊基地建設と米軍空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転計画について、塩田康一知事は23日、周辺5市町の首長と初めての意見交換会を県庁で開いた。すでに計画反対を会見で表明している同市の八板俊輔市長は、塩田知事に対しても、改めて反対の意向を明言した。そのほかの首長は賛否を明らかにしなかった。塩田知事は、今後個別に各首長との意見交換を来月にも行う方針を示した。

 意見交換会は冒頭を除き非公開で、同市と中種子、南種子、屋久島、南大隅4町が参加した。

 冒頭、八板市長は、騒音の影響など不明点が多い上、島の豊かな自然や漁場をはじめ「失うものが大きい」として計画に反対した経緯を説明。「地元の理解が得られていない状況で計画を進めるべきでない」との考えを示した。

 会合後取材に応じた塩田知事は自身の賛否について、「地元の判断材料として説明が不足しているということなので、意見を集約して賛否を示すに時間がかかる」と強調。「地元自治体の要望を踏まえ、再度県として国に詳細な説明を求める」と語った。

 八板市長は取材に「各首長それぞれの立場があり、(計画反対への賛同は)お願いしていない」と説明。防衛省が11月から実施の意向を示す海上ボーリング調査に必要な市の意見書について、「地元漁協の意見が集約された後、市の意見を提出したい」との考えを示した。

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