ナショナルズ・ハリソン 1年100万ドルで残留決定

ナショナルズのデーブ・マルティネス監督はレギュラーシーズン終了時、今季ユーティリティ・プレーヤーとして存在感を示したジョシュ・ハリソンについて「今オフ、彼について間違いなく話し合いが行われるだろう」と話していた。今季のハリソンの働きに対する球団の評価は高く、本格的なオフシーズンの到来を待たずして残留が決定。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドによると、1年100万ドルで契約を延長することで合意に至ったようだ。

現在33歳のハリソンは、今季開幕直前にフィリーズを解雇され、1年契約でナショナルズに加入。33試合に出場して打率.278(79打数22安打)、3本塁打、14打点、OPS.769をマークし、守備では二塁と三塁を中心に5つのポジションをこなして存在感を示した。

マルティネスは「彼がチームにいてくれるのはありがたい。彼は野球というゲームをよく理解しているし、常に準備ができている。準備しておけと指示を出す必要が全くないんだ」とハリソンに全幅の信頼を寄せる。マルティネスはカブスでのコーチ時代に当時パイレーツで活躍していたハリソンの姿を目にしており、ハリソンがフィリーズから解雇されたニュースを聞いてすぐに獲得に動いたという。

ハリソンの引き留めに成功したナショナルズだが、今オフはライアン・ジマーマン、アズドゥルバル・カブレラ、マイケル・A・テイラー、カート・スズキ、ショーン・ドゥーリトル、ロニエス・エリアスと多くの主力選手がフリーエージェントとなる。2019年シーズンの王者が再浮上に向けてどんな動きを見せるか注目だ。

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