ルール5ドラフトは日本時間12月11日 今オフの主なスケジュール

ワールドシリーズが終了するとメジャーリーグは「ホットストーブ」と呼ばれるオフシーズンに突入する。今オフの注目株は、フリーエージェント市場ではJ・T・リアルミュート(フィリーズ)、トレバー・バウアー(レッズ)、ジョージ・スプリンガー(アストロズ)、マーセル・オズーナ(ブレーブス)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、トレード市場ではフランシスコ・リンドーア(インディアンス)、クリス・ブライアント(カブス)、トレバー・ストーリー(ロッキーズ)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)といった顔ぶれだ。ここでは今オフの主なスケジュールを確認しておこう。

選手がフリーエージェントとなるのはワールドシリーズ決着の翌日だ。ただし、最初の5日間は他球団と契約できず、元の所属球団に独占交渉権が与えられる。しかし、この5日間に契約が成立することはほとんどないのが実情だ。

メジャー契約を結んでいる選手のトレードはトレード・デッドライン(今季の場合は8月末)からワールドシリーズ決着まで禁止されている。ワールドシリーズ決着の翌日から自由にトレードが可能となる。

選手によっては球団と結んでいる契約のなかにオプションが含まれているケースがある。各選手のオプションの行使期限はワールドシリーズ決着から5日以内と定められている。

各球団は自軍からフリーエージェントとなった選手に対してクオリファイング・オファーを提示することができる。ただし、過去に同オファーを受けたことのある選手は対象外となり、今オフの同オファーの金額は1890万ドルに決定している。各球団はワールドシリーズ決着から5日以内に同オファーを提示する必要があり、同オファーを受けた選手は同オファーを受けてから10日以内に受諾するか拒否するかを返答しなければならない。

このほか、年俸調停権を持つ選手との年俸交渉の期限は日本時間1月12日、40人ロースター内の選手をノンテンダーする期限は日本時間12月3日、ルール5ドラフトの開催日はウィンター・ミーティング最終日(日本時間12月11日)に決定している。

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