ビューラー快投のドジャースが快勝 筒香のWS初打席は二ゴロ

【ドジャース6-2レイズ】@グローブライフ・フィールド

1勝1敗で迎えたワールドシリーズ第3戦は、今回のポストシーズンで3勝0敗、防御率0.57の活躍を見せていたレイズ先発のチャーリー・モートンをドジャース打線が攻略。ドジャース先発のウォーカー・ビューラーは6回93球を投げて被安打3、奪三振10、与四球1、失点1という好投を見せた。投打両面でレイズを圧倒したドジャースは6対2で快勝。対戦成績を2勝1敗とし、1988年以来32年ぶりの世界一に向けて一歩リードした。

ビューラーとモートンによる投手戦が予想された一戦は、1回表二死からジャスティン・ターナーの1号ソロでドジャースが先制。ターナーはこれがポストシーズン通算11本目の一発となり、デューク・スナイダーが持つ球団記録に並んだ。

ドジャースは3回表二死二・三塁からマックス・マンシーの2点タイムリーでリードを3点に広げ、4回表にも一死一・三塁からオースティン・バーンズのスクイズとムーキー・ベッツのタイムリーで2点を追加。ビューラーは90マイル台後半の速球を軸としたピッチングで4回までレイズ打線を無安打無得点に封じた。

モートンは5回表一死からマンシーに四球を与えたところで降板。昨季から今季にかけてポストシーズンでの5先発でいずれも自責点1以下に抑えていた男が被安打7、失点5と打ち込まれ、レイズは苦しい試合展開を強いられることになった。

5回裏、レイズはマニュエル・マーゴがチーム初安打となる二塁打を放ち、ウィリー・アダメスのタイムリー二塁打でようやく1点を返したが、ドジャースは直後の6回表にバーンズが1号ソロを放ち、すぐさま1点を追加。ビューラー降板後は、7回裏を2番手のブレイク・トライネン、8回裏を3番手のブルスダル・グラテロルが無失点に抑えた。レイズは9回裏にドジャース4番手のケンリー・ジャンセンからランディ・アロサレーナが1号ソロを放ったが、6対2で試合終了。アロサレーナはこの一発が今回のポストシーズンで8本目のアーチとなり、メジャー記録に並んだ。

勝利投手は快投したビューラー(1勝0敗)、敗戦投手はモートン(0勝1敗)。なお、3試合連続でベンチスタートとなったレイズの筒香嘉智は8回裏二死走者なしの場面でマイク・ズニーノの代打として登場し、グラテロルの100.3マイル(約161.4キロ)の速球を打ってセカンドゴロに倒れた。

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